でじたけ流 教育論「天才薄命」
 
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20150809

でじたけ流 教育論783回「天才薄命」

でじたけ流教育論 digitake.com


若い頃、
自分を天才だと勘違いするのには、
大きく2つの理由がある。

ひとつは…
世間を知らなすぎるため。
上には上があることを理解していない。

今ひとつは…
自分を天才だと信じることによって、
あるいは他人より努力せずに、
スゴイことができるかもしれない。
…と思おうをとしているため。

そして…
他人より努力せずに
スゴイことができるかもしれない。
…と信じることの意味は、
自分をその道で努力させるための、
きっかけに過ぎない。

好きこそものの上手なれ。

少しばかり絵がうまいとおだてられれば、
将来は画家か漫画家になれると考え始め…。
駿足を称えられれば、
将来はオリンピックで金メダルを摂ると宣言する。

ところが、それは、
たまたま自分の近くに、
自分より上をいく奴がいなかっただけの話で…。

社会に近づいていくに従って、
自分が井の中の蛙であることを思い知る。

結果、言えることは…
本当の天才なら十代で花開いているはずだ。
そうでなければ、ただの勘違いに過ぎない。
…ということ。

以前、この話を長男に聞かせたら、
二十代にさしかかった長男は、
それなりにショックを受けたと言ってた。

さて、凡人の我々にできることは何か…?

それは、もう
何かを続けることしかない。

何かを続けることによって…知識はノウハウに高まり、
何かを続けることによって…信頼され自信が生まれる。

一度で人をアッと言わせるような
天才的なことで帳尻を合わせようとしていたら、
ただの怠け者になる。

急がばまわれ。

努力はイッキするものじゃない。
少しずつ毎日するものだと思う。

それに…
十代で開花した天才は、
たいてい後がなくなって不遇な人生を歩むもの。

天才でなかったことに感謝しつつ…。

やっぱり…人生、日々更新

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