でじたけ流 教育論「逆ギレ娘」
 
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20150614

でじたけ流 教育論775回「逆ギレ娘」

でじたけ流教育論 digitake.com


珍しく家族がそろった週末。
大学1年の娘が何やら大声を上げている。

「携帯がない〜!」

娘が携帯を無くすのは、これが2度目。
前回は近所に落としていたが、
いい人に拾われて、
小雨が降っていたにもかかわらず、
ビニール袋に入れて近くの柵にかかっていたのを発見。
運良く戻って来た。

今回は確かに2階に持って上がったというのに、
何処に置いたか記憶がない…と言う。

「無くさないように置いたのに!」

その置いた場所を忘れたんじゃ意味ないじゃん。

さんざん探したが見つからず、
翌日も朝からひたすら携帯探し。

ウチの中にあるのなら
鳴らしてみればわかるようなものだが、
マイペースの娘は、
ベルの音を消しているどころか、
バイブレーションも入れていない。
…そもそも電話として機能してない。

「だから、ちゃんと鳴るようにしておけって言ったのに」
…という言葉に逆ギレ。
「今、そんなこと言ったってしょうがないでしょ!」

携帯を探す娘を残して外出し、
戻った頃には日はとっぷりと暮れていた。

しかし、まだ携帯は見つからない。

だいたい記憶が曖昧なんだから、
2階にあるなんて決めつけずに家中を探せ
…って、オヤジがイライラしはじめると、
高校1年の弟も
リビングの床にへばりついて探すのを手伝い始めた。

仕方ない…
晩メシを食い終わったら家族全員で探すか。
…と食卓で話していると、
娘が一転、ヘラヘラしながら階段を降りてきた。

「…あった」

着替えの途中か何かに、
ふと、カモイの上に乗せたらしい。

「あんなところにあるとは普通思わないっしょ」

自分で置いといて何言ってんだか…。
ボケるのには、まだまだ早い。

覚えてろ、この話…おまえの子供ができたらしてやる。

やっぱり…人生、日々更新

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