20150503

第769回「それぞれの新生活」

二度目のダブル受験の嵐が去って…
家族はみな、それぞれの新しい生活に忙しく動き回っている。

カミさんはパートをはじめ、
長男はインターンで遠くの研究所に通い出し、
長女も長時間電車に揺られ大学へ。
次男は高校で、またサッカー部に入った。

子供たちが父親より帰宅が遅くなることも、もう珍しくはない。

家族の動向は、随時LINEが知らせてくれる。

家に戻ると、力尽きて、みんなダラダラ…。
時々、長男は
長女や次男の勉強をみてやっているようだけど、
まぁ、みんなよく寝てるよ。

家は寝る場所でいいと思う。
よく眠れる場所がないと、疲れはリセットできないから。

年とともに、
当たり前にある場所の役割も変わってくるもの。

案外、
親の方がその変化に対応しきれず、
親離れより、子離れできない親の方が少なくないように思う。

放っておいても子供たちは成長する力を持っているが、
親は放っておくと衰えるばかり。

挙げ句、
本来、大人の見本であるはずの親が、子供の真似をしたりね。

子供に刺激を受けることは間々あるけれど、
親が子供を追っているようでは…ナメられて当然だ。

これでいいや…という現状への依存と、
今さらもう…という挑戦することへの億劫さが、
人生をつまらないものにしてしまうことは間違いない。

もう、ひと花…なんて、
過去の栄光を顧みるのも衰えの証拠。

やったことのないものをやらなきゃ…挑戦とは言えない。

人生は何かをやり尽くすには短すぎる。
しかし、人生は
何もしないで過ごすには…長すぎる。

まだまだ、うちの子供たちは学生だけど、
すでに、子供の日も懐かしい思い出…。

我慢してるふりして怠けてないで…まず、自分がはじめよう。
こっちは、最後のチャンスかもしれんしな。

やっぱり…人生、日々更新。

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