でじたけ流 教育論「青春の敵役」
 
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20150405

でじたけ流 教育論765回「青春の敵役」

でじたけ流教育論 digitake.com


我が家の子供たちも、
大学生が2人に、高校生が1人となると、
もう傍目には子供はいない家庭。

親はあいかわらず、子供は子供扱いだし…、
子供も親の前では、子供のままでいるが…。

見た目が大人になると、
どうしても子供時代にはできなかったことを
してみたくなるもの。

ところが大人なんてものには、
そうイッキになれるものじゃない。

17歳から、いきなり20歳にはなれないし、
20歳になって選挙権を得たからといって、
突然判断力が備わるわけでもない。

そもそも…
子供扱いされてる頃、できなかったことを、
いきなりしてやろう
…なんて思うところが、まだまだ幼い。

かくいう自分も、
それで散々イタい目には遭ってきているのだが、
何も戦時下を体験したわけでもなし、
子供たちに同じ思いをさせたくない
…というわけではなく、
むしろ成長のために必要な痛みもあるし、
失敗できる環境を支えるのが親の役目とも自覚している。

考えてみれば、
自分にとっても親は一番厄介な存在であったが、
ふと気がつけば、
自分がまた同じ役回りをしていることに気づく。

青春真っ直中の連中にとって、
親や先生ほど面倒なものはない。

それも大学生くらいになるともやは、
担任の先生の存在は薄れ、
親がより明確なカタキ役として
クローズアップされてくる感じがなくもない。

ともあれ、いかなる世代においても、
年相応の苦労がなければ、
年相応な喜びも感じることはできないわけで…。

面倒だから放棄する…という、
最も楽で、至極、卑怯な生き方だけは見せまいと、
頑固親父を演じきるのが、今課せられたミッション。

やっぱり…人生、日々更新

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