20150329

第764回「理科系の諸君！」

平日の夜11時前に自宅について玄関を開けると、
２階からカラオケの絶叫が聞こえて来た。

そういえば、大学３年の長男が、
今夜は友達を連れてきて泊まらせたい…と言っていた。

ここのところ、仕事がちょっと立て込んでいて少々寝不足気味…。
カラオケをやっているのは寝室だ。

まいったな…と思いながら着替えをしていると、
ほどなくして子供たちが２階から降りて来た。

兄弟の友達が来ていても、
兄弟混じって遊ぶのは、うちの子たちのいい習慣だと思う。
さきっき聞こえてきたのは、
確か高校を卒業したばかりの長女の声だった。

さて、晩飯をつつきながら一杯やろうとテーブルにつくと、
長男とその友達３人も、ぞろぞろとテーブルに集まってきた。

みんな、見るからに理科系の大学生。
少なくとも体育会系に見える者はいない。

長男と友達と呑むことは、わりと日常茶飯事。
自宅ではもちろん、
お得意の下田まで着いてくる連中も少なくない。

こっちにしてみりゃ、呑み屋で会った兄ちゃんたち同様。
兄ちゃんたちにとっても、話し好きのおっちゃん同様。

今回は初めての連中ばかりだったので、
自己紹介と…
今何をしているのが一番楽しいか
…というテーマで、語ってもらうことにした。

もちろん、話した内容を突くためにね。

さすが理系の連中だけあって、
決して勉強は嫌いではないらしい。
むしろ実験や研究が好きみたい。

中にはゲームをするのが好き…なんてのもいたけど、
結局、物理や科学に対しても、
ゲーム感覚で取り組んでいることに変わりはない。

結果、彼女がいる者と１人もなし…これは、ちと淋しい結果。

そこからは人間ドラマを語るオヤジの独壇場。
もちろん、テーマは横浜と下田…
そして昨日、125年目の命日を迎えた唐人お吉について。

歴史上の人物たちと会ってきたような口調で話すのが醍醐味だ。

さあ、理科系の諸君！
いち早くタイムマシンを発明したまえ！！

やっぱり…人生、日々更新。

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