でじたけ流 教育論「孫力」
 
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20150215

でじたけ流 教育論758回「孫力」

でじたけ流教育論 digitake.com


これを書いてる時点では、まだ
大学受験の長女も、高校受験の次男も、
第一志望校の試験が終わっていないけど、
その他に受けた学校の発表はあって、
お陰様でとりあえず、浪人の可能性はなくなった。

さて、泣いても笑っても受験シーズンは間もなく終わり。
久しぶりに実家の両親も呼んで食事会でもしよう
…という話になる。

…と、うちの5人だけでも、
なかなかスケジュールを合わせるのが難しい。

ようやく調整をつけると今度は、
おばあちゃんが
「発表が終わってからの方が落ち着く」なんて言い出す。

すったもんだの挙げ句、
最終的に祖父母の説得に長男にあたらせることにした。

カミさんからじゃ言いづらいし…
俺が言うと喧嘩になる可能性が高いから、ね。

して、その結果は難なくOK。
さすが…孫力。

親族会議に限らず、普段の仕事の会議でも、
何かを決める時には…
よほどのことでもない限り、
話の内容は大きな意味を持たない。

内容を理解している人さえ、
ほとんどいないのではないか…と思える場面もしばしば。

では、何で決まるのか…?

それは誰かが決めて、
その誰かの意見にみんなが従っているだけ。

つまり…
何を言ったか?ではなく、誰が言ったか?で決まる。

そういう現実的なところを、まだ第一に考えないと、
いくら正論を言ったところで、通るものも通らない。

かつて田中角栄は幹事長時代に、
自民党の公認をやらないまま当選し、
自民党に恨みを持っていた若き日の渡部恒三が上京した折り、
自分の部下だった竹下登を迎えにやらせた。

竹下が渡部の早稲田雄弁会時代からの
先輩であることを知っていたからだ。

単なる自民党の迎えだったら蹴っ飛ばすところだったが、
学生時代の先輩の迎えとなればそうもいかない。

仕方なく付いていって角栄に会った渡部は、
まんまと角栄のペースにのせられ
自民党の追加公認を得ただけでなく、
後に角栄の腹心の1人となった…という。

さすが田中角栄…だが、
まず会えなければどうにもできない。

このエピソードの一番のポイントは、やはり、
誰を迎えにやらせたか…勝負はそこでついていた。

やっぱり…人生、日々更新

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