でじたけ流 教育論「人と関わって人になる」
 
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20141019

でじたけ流 教育論741回「人と関わって人になる」

でじたけ流教育論 digitake.com


今月は長男と次男の誕生月。
長男は21歳、次男は15歳になる。

長男と次男の間には
3月生まれで17歳の長女がいるのだが、
もはや我が家には、
子供でいられる子供はいなくなったわけだ。

3人の年を足すと、53。
ついに父親の年よりも多くなった。

生活ぶりを見ると、
あいかわらず子供っぽいのが、
それはおそらく、
あと5年経とうが、10年経とうが
変わることはないだろう。

それは家という空間がそうである
…というより、
親の前では子供は常に子供だ
…である。

親子に限らず
人間関係というものは、
きわめて相対的な関係で成り立っている。

その悪いところは、
いちいち挙げ連なくとも
思いつくことと思うが…。

その良いところは、
その人の心の強さによって異なる。

人は守りたいと思うものがないと、
なかなか強くはなれない。

自分の子供や家族はもちろんだが、
真っ先にあるのは、自分の夢や理想だろう。

たった独りでも頑張れる強い人ならまだしも…。

夢や理想を共有できる仲間がいないと、
すぐに妥協してしまうのが、まぁ…普通。

誰にも会わないとわかっている日に、
ビシッとスーツを着込んで
背筋を伸ばしていられる人など、まずいない。

弱さを隠す合理性という言い訳は、
結果的には、
そもそも合理性などない夢をも否定する。

人を隠すのに最も適しているのは人の中であり、
人を磨くのも人であることに疑いの余地はない。

そして、人を傷つけるのも人なら、
人を育てるのも人…。

一番怖いのも、
一番愛でるのも、人。

人は人にまみれて生きてこそ、人なんだな。

頑張る時は独りだけれど、
独りでは何もなり得ない。

やっぱり…人生、日々更新

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