でじたけ流 教育論「台所実験室」
 
  人生日々更新 -Main-
20140330

でじたけ流 教育論712

でじたけ流教育論 digitake.com


高校2年の娘が台所に立つのは、
友達にプレゼントする
クッキーを焼く時くらいのもので…、
まず99%、家族の食事はカミさんが作る。

残り1%は、父親が気まぐれで作る。

蕎麦かラーメンか、
ケチャップライスしか作れないので、
まずもって、それは料理とは言えんだろう。

都内で一人暮らしをしている
大学生の長男は、
野菜炒め程度はやるらしい。

我々の頃は、中学にもなると、
技術家庭の時間は、
男子が「技術」で大工仕事の練習。
女子は「家庭」で料理実習…と、
男女別になったものだが、
今は男子も料理をするし、
女子も大工仕事をするらしいね。

確かに両方とも、できるに越したことはない。

とはいえ、男子のやる料理は、
どちらかといえば実験に近い。

美味しいものを作ろう…とするより、
これを入れたらどうなるか?
…好奇心で調味料を混ぜる。

果ては、生の素材が一番旨い…なんてことになる。

先日、中学2年の次男が、
突然、みそ汁を作り出した。

おそらくは、みそ汁が飲みたい…んじゃなくて、
みそ汁らしいものを作ってみたくなったんだ。

料理…というものは基本的に
誰かに食べさせるために作るもので、
自分の好奇心を満足させようなんてのは料理じゃない。

行為と動機がうまく重ならないと、
本当に何かをしていることにはならない。

動機が不純だと…何事も、うまくいかないワケだ。

はたして、次男の作ったみそ汁は、超減塩。

母親の料理の大切さを知るには、
いい機会になったと思う。

Copyright 1998-2014 digitake.com. All Rights Reserved.


人生日々更新 -Main-