ディズニーランド狂の高校生の娘に喚起され、
久しぶりにディズニーランドに行きたくなったカミさん。
平日、一人でディズニーランドへ出かけることにした。
来月もイベントだか何かがあるらしく、
今月行こうか、来月行こうか迷ったらしいが、
先延ばしにしてて、万が一、行けなくなると嫌なので、
行けそうな時に行っておくことにしたとか。
それはそれでいいが…ポイントを正しておいた。
「行きたければ、今月も来月も行けばいい」
どうせ悩むなら、両方行くために悩むのが正解。
しかして自分も心の故郷下田には、
仕事が忙しくなればなるほど行きたくなるし、
実際、行ってる。
春休み(?)で、
最近ちょくちょく戻ってる二十歳になった長男が、
親父の部屋で何やら本を漁っていた。
あまりにも雑然とした中、
半分途方にくれながら…
「会社もこんなにグチャグチャなの?」と呟く。
このところ、
いろんな場所でバイトをしているらしく、
「俺が行ったホテルはすごく整頓されてた」
…なんて言い出すのでポイントを正しておいた。
「入れ替われ立ち替わり、
いろんな人が働く現場では、
つねに何がどこにあるか、
わからなければならないから整理が必要。
だけど、
決まった人間しか使わない場所は、
その人さえ、わかっていればいい。
他人にわかる必要はないんだ」
あっ、そうか…と
納得をした感じの長男だったが、
すぐさま、
「じゃあ、この状態でも
どこに何があるのか、わかるんだね」
…と聞かれ、
…答えられなかった。
長男は「話は変わるけど」と言うと…ぽつり。
「最近…
お父さんが、男は鍛えないと男になれない
…と言っている意味が、
少しだけわかるような気がしてきた」
それは、少し男に近づいてきた証拠だと思う。