でじたけ流 教育論「親の将来、子供の未来」
 
  人生日々更新 -Main-
20140105

でじたけ流 教育論700

でじたけ流教育論 digitake.com


大人と言われる年齢になってから…
将来、何になりたい?
…と尋ねられたことがある。

当時、仕事を処理することだけに
必死になっていた自分にとって、
その質問は新鮮だった。

仕事を得る…ということは、
自分の居場所を得ることに他ならない。

会社勤めだけでなく、
家庭の主婦として働いたり、
あるいは行きつけの呑み屋へ行って、
いつもの席を温めるという行為であっても。

繰り返し何かをする場所こそ、
自分の居場所である。

だがそれが、借り物であるうちは、
慣れ親しむことはできても、
どうにも真から落ち着けない。

そこで、将来を考える。

恋人同士は結婚を…。
アパート暮らしならマイホームを思い描く。

さて、結婚して、
どうにかマイホームを手に入れると、
次は子供ができて…。

いつのまにか将来の中心は、
自分ではなく子供になってる。

自分を捨てて子供のことを考える
…というのは親として当然の思いであるが、
それを理由に
自分のことを諦めるようになるのは、
どうなんだ?

夢をあきらめた…
あるいは昔みた夢の話しかできない
…そんな人生の先輩に魅力があるか?

子供につまんない人生を
送らせたくなかったら…
人生の楽しみ方を教えられる親にならなきゃな。

惰性で生きていないか?
自分が億劫なのを棚に上げて、
仕方ない…とばかり口にしていないか?
何者かになるために、今何をしているか?

子供が幼いうちは騙させてくれても…。
自分のダメな部分を知っている友人は
容認してくれていても…。

将来…という時間は確実に少なくなっていき、
結果を突きつけられる時は、刻一刻と迫ってる。

毎年毎年…
今年は勝負の年
…なんて言ってたら鼻で笑われちまうわ、な。

Copyright 1998-2014 digitake.com. All Rights Reserved.


人生日々更新 -Main-