でじたけ流 教育論「答えなんていらない」
 
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20131027

でじたけ流 教育論690

でじたけ流教育論 digitake.com


会社からの帰り道。
J-Waveから流れてくるハスキーな歌声に
思わず車を止めて聴き惚れた。

昔よく聴いた憂歌団のような響きだが、
ヴォーカルは女性だという。

同じ頃…
別な車で自宅に向かっていた
カミさんも同じ歌声を耳にして、
顔を合わすなり、その歌の話をした。

深みのある声がいい。
軽快なメロディーと
アコースチックな味わいがいい。

そして何より…歌詞がいい。

早速、YouTobeで検索すると…あった。

繰り返し聴いてみると、ますます…いい。

何か、行進曲…応援歌のように染みてくる。

「これさえあれば」…の
「これ」については一切説明されていない。

「これ」は聴いた人が
それぞれ思い浮かべればいい。

しかし、愛だの、夢だのという、
ありきたりの決まり文句を寄せ付けない迫力が、
この歌声にはある。

そして、
何も示さないでいるというのに…この説得力。

いまだかつて、
こんな哲学的な詩はなかった…くらいに思う。

さて、
教育論のページにこのことを書いた意図は、
もう充分に感じ取ってもらえたと思う。

つまり、教育も…そういうことなんだ。

「これさえあれば」大丈夫だ…ということは
教えることができても…
「これ」を作り出すのは自分自身。

「これ」を作り出せるように
ヒントを与えるのが…教育ってもんじゃないか?

教育に…答えなんかいらない。

答えを与えることが教育じゃない。
答えを導くことができる人間を育てるのが教育だ。

なまじ答えを与えようとなんてするから、
まっさきに自分から行き詰まっちまうんだよ。

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