でじたけ流 教育論「でじ内貫太郎一家」
 
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20130721

でじたけ流 教育論676

でじたけ流教育論 digitake.com


都内で独り暮らしをしている長男が一時帰宅した。

まだ、夏休みまでは少し間があるのだが、
三連休があったりして、とりあえず戻ってきた。

久しぶりに兄妹弟が顔をそろえると、
自宅でカラオケが始まる。

みんな歌が好きなのだ。

兄妹弟そろって体をゆらし大合唱、
実に和気藹々とした雰囲気だが、
…それも、せいぜいもって2〜3日。

親が小言を言う相手は増えるし、
忘れかけていた兄妹弟喧嘩も勃発…!

さて、書斎で原稿を打っていると、
隣のリビングから泣き叫ぶ声がする。

高2の長女が、
長男にひっぱたかれたといって激怒してる。

どうやら、長女が母親に対して軽口を叩いたのを聞き、
咄嗟に長男の鉄拳が飛んだらしい。

「お母さんにぶたれるなら、わかるけど、
 何で、お兄ちゃんにぶたれなきゃならないんだ」
…と逆ギレする長女。

よし、わかった。

「じゃあ、俺が押さえててやるから、
 お兄ちゃんを殴り返せ。
 その代わり、その後、
 お母さんに思いっきり殴ってもらうからな」

そんなことを言われて、
はい、そうします…と
簡単に手が出せるものではない事は百も承知。

最も親父がキレたら、
間髪入れず、殴っちゃうだろうけど。

何せみんな、デカい図体をして、
いざとなると
赤ん坊の頃に戻ったみたいになるから厄介だ。

自分が子供に返れる唯一の場所は、
良くも悪くも
親の前であり、
生まれ育った家であることは間違いない。

それだけに、ずっと家にばかりいちゃ、
大人に近づくことが難しくなってしまう。

そもそも進学について、
どのレベルの学校に行けなんてことを
父親として言ったことは一切ない。

常日頃、言っているのは…
どんな学校に行こうが、働こうが構わないけど、
とにかく家を出ろ…それだけ。

可愛い子には旅をさせろ、と言うものの、
実際に背中を押してでも
旅をさせようという親は少ないように思う。

そんな、
まるで子供をペット扱いしたような親には、
なりたくないし…。

自分もまだ旅したいし、ね。

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