でじたけ流 教育論651「学習という挑戦」
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20130127

でじたけ流 教育論651

でじたけ流教育論 digitake.com


わかりきったことではあるが、
教育が人間に及ぼす影響は計り知れない。

その人の常識のレベルは、
基本的に教育のレベルであって、
教育のレベルが低ければ、
社会生活の基礎となる常識もまた
低くなってしまうのは当然だ。

まともな教育なしに
立身出世が100%できないかといえば
決してそんなことはないとは思う。

ただ、それができれば、
歴史に名を刻むほどの人物になれる。
そして
…歴史に名を残せる人間はごく希だ。

かくして親は子に、
できうる限りの教育を受けさせようとする。

しかし、
それを受け入れる土壌がなければ、
いくら種をまいても芽はでない。

教育を受け入れる
土壌を開拓する鍬となるものは何か?

他人の学習成果を見せつけることではないか。
まずは、一番身近な人間の見本である、親の。

自分にできないことを押し付ける大人を、
十代の我々は“ズルい大人”と言った。

トンビが鷹を産めたら…
これもまた…確実に歴史に残るというものだ。

何も親が子供と同じ勉強をすることはない。
立場が違うのだから。

これから必要となるであろう、
今まだ自分が持っていないノウハウを
身につけようとするのが学習である。

つまり、学習とは挑戦にほかならない。

何ひとつ新しい経験をしようとせず、
むしろ、新しいものを億劫がって、
今ある知識と経験だけで、
どうにか乗り切ろうとしてる無精な親が、
子供に挑戦を促して、何の説得力があろう。

いや、子供でなくても、後輩でも、
あるいは新しい商品を勧めている客先であっても。

やっぱり子育ては、親育て…なんだよ。

子供の頃…
大人は勉強しなくていいな、と思った。

だけど、大人になったら…
勉強を続けないと稼げないことを知る。

ひと度、知ってしまったことに対して、
気づかなかったふりをしたり、
気づかずに済ませようとするのは
子供だろうと、大人であろうと
…人間としてズルいよな。

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