でじたけ流 教育論643「姉おとうと」
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20121202

でじたけ流 教育論643

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今年、長女が入学した高校は、
その上の長男が卒業した同じ高校だ。

同じ高校に入り、同じバトミントン部に入った長女は、
何だか常に兄の後をついて歩いているような感じがして、
そこにすごく抵抗を感じている様子だった。

しかし、部活を途中で辞めた兄と違い、
自分は中学でも部長を務め、
高校での部活も最優先に頑張っている。
…そのことが少しばかり誇りに感じられるようになった感じ。

つい先日、ダラダラしてる中1の次男に向かって、
長女はこう言い放った。

「お兄ちゃんは勉強一筋。
 お姉ちゃんは部活一筋。
 なのにお前は何をやっても中途半端なんだよ」

言い得て妙ではあるが…
部活一筋だけじゃ、生活のすべてはカバーできない。
…で、
弁当箱を早く出せ、とか
台所の洗い物くらいしろ、だとか
言われ続ける毎日ではある。

当初、高校まではバス通学をしていたが、
慣れてくると自転車で通いたいと言い出した。

現在は基本、自転車通学。兄が置いて行った自転車で。

次男が友達の影響からか、塾に通いたいと言い出した。
これまて自転車で。

すでに子供用の自転車には乗りづらい体格となっているから、
自転車が足りない。

さて、長女と次男、どちらの自転車を新調するか
…という話になった。

意外と物欲のない次男は、どうでもいい様子。

そういえば学習机を買う時期になった時も、
使っていない机があったので
「それでいい」と言って、結局買わなかった。

さて、長女はというと…
新しい自転車がほしいわけではないけれど、
次男には新しい自転車を買うな、と言う。

何故なら、自分も同じ年の時に
自転車を買ってもらってはいなかったから。

兄弟同士で上下があるのは致し方ないとしても、
親が子供に接する態度は、
どの子供に対しても同じであってほしい…というのが
子供たちの望みらしい。

時折、あの物欲の少ない次男でさえ、
家の手伝いに疲れると…
「お姉ちゃんは、やってないのに。自分ばっかり」
…などと不満をもらす。

思えば、最初の子供が生まれた時には、
その子のことだけ考えていればよかったけれど、
子供が複数になってくると、そうはいかない。

はたして、どんな心構えで臨めばいいのかと
思案しなかったこともないけれど…
生活というのは慣れで構成されている。
つまり、
すぐに慣れてしまい、いちいち考えなくなる。

今こうして、子供たちが思春期真っ直中に入ってくると、
再び、
それぞれの関係について考えさせられることがある。

まぁ、これも…
考えてるうちに
過ぎ去ってしまうことかもしれないけれど、ね。

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