20010826
でじたけ流 教育論第63回 が子の格分析

同じ環境で育っていても、持って生まれた性格というのは・・・あるよねぇ。

うちには3人の子供がいるし・・・
私もカミさんも3人兄弟なんで、なおさらそう思うな。

三つ子の魂何とやら・・・と言うけれど
3人の子供たちを見ていると・・・
大人になっても、きっとこのまま変わらないんじゃないかと思う。
実際・・・私自身変わってないし、ね。

私が見る限り・・・うちの子供たちの性格はこうだ。

長男は、神経質なタイプ。
良く言えば学者肌でコツコツやるタイプだけど・・・
自分の予定通りいかないと、すぐにカンシャクを起こす。

長女は、のんびりマイペースなタイプ。
気に入らないことは、しないけど勘はいい。
でも、母性本能は強くて、人のために何かをやるのは好き。

次男は、お調子者タイプ。
まだ1歳10ヶ月だから・・・とは思うけど
同じ男でも長男とは明らかに性格が違う。

いずれも私かカミさんの性格のある部分が強調されているようで不思議だ。

こういう「本性」は怒られた時など明確にあらわれる。

長男は、怒られると泣き叫んで誤るか、いつまでもメソメソ泣いてる。
長女は、ヘソを曲げて布団にもぐり込む。
次男は、ごまかすのが得意。
長男や長女なら、怒られたら真っ先に逃げるのに・・・次男は逆に寄って来る。
寄ってきて、手にしたオモチャを差し出し、ニッコリ笑ったりする。
日本語もできないクセに・・・話題を変えようという作戦だ。

この間の休みの日・・・
3人の性格を如実に語るエピソードがあった。

私がゴロゴロしていると・・・
いつものように人をジャングルジム扱いにする連中がゾロゾロやって来た。

薄目を空けてみると、次男が床に這いつくばってテレビ台の下を覗き込んでいる。
台の下に何か発見したようだ。

私が長男に「ミニカーでもあるんじゃないか?! 手突っ込んでとってやれ」と言うと・・・
「虫がいるかも知れないから嫌だ」と言う。

ウーウー言ってる次男と腰が引けてる長男。
それを見ていた長女が隣の部屋にすっ飛んで行くと・・・
オモチャのマジックハンドを手に戻って来た。

それを見た長男は早速マジックハンドを取り上げて
「よし、俺がとってやる」と得意そうに言う。

長女は文句ひとつ言わず、仕事を兄に託した。
次男はひたすらウーウー言ってるだけ。

テレビ台の下からは・・・案の定、ミニカーが現れた。

思えば長男が今の次男くらいの時には・・・
すでにマトモに日本語を使っていて、歌まで歌えたはずだ。

なのに今の次男には話そうという努力が見られない。
こっちが言っていることは、あらかたわかっているみたいだけど・・・
まるで「立場的に、まだ赤ん坊でいた方が得」と考えているかのようだ。

3人の性格は、持って生まれたDNAや性別によるモノもあると思うが
やっぱり生まれた順番というのも大きな要因になっている感じがする。

子供たちが将来どんな仕事に就くのかはわからないが・・・
この性格からすると
長男は、組織で働く技術者か管理職に・・・
長女は、フリーで稼げるライターかイラストレーターに・・・
次男は、中小企業の営業になるのがベターじゃないかな・・・なんて思ってしまう。

ちなみに今の私の仕事を照らし合わせてみると・・・
お得意さんは長男の感じで、私自身がやっているのは長女と次男の感じだ。

別に何になっても構わないし・・・
今の私の仕事わ継いでもらおうなんて、これっぽっちも思わない。
第一、それは無理な話。
私は私にしかできないことをやっているつもりだから。

親としては・・・
それぞれの特性を伸ばしつつ、足りない部分を補えるチャンスも同時に与えてやらないと。

いずれにしても・・・
自分にしかできない何かを見つけることが・・・生きていくうえでの自信になるだろうしね。
その選択肢を少しでも広げてやることが親の役目、なんだろうな。

学校なんて・・・そのほんの一部にしか過ぎないよ。

でじたけ流 教育論

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