でじたけ流 教育論621「お兄ちゃん先生」
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20120701

でじたけ流 教育論621

でじたけ流教育論 digitake.com


大学生の長男は、
バイトの塾講師アシスタントが、
だいぶ板についてきていると見えて、
家にいる時でも
勉強の話となると妹弟たちには講師口調。
おまけに宿題まで課している。

不思議なのは、
そんな兄貴の指導に
高一の長女と、中一の次男が、
わりと素直にしたがっていることだ。

親の言葉は上の空だけど…
自分に近い立場の、
しかも猛勉強をして志望校に受かった兄に対し、
勉強については、
それなりの敬意を表しているようだ。

小学生くらいまでは
母親もずいぶん勉強は見ていたようだが、
中学、高校となるとさすがに難しくなってくるし…。

父親ときたら、二言めには
「勉強なんて、自分のためにやってること。
 趣味と同じなんだから、嫌ならやめちまえ」
…と言って、教科書を破り捨てる勢い。

よって、勉強について頼れるのは
…兄ということになる。

大学生になれば少しは遊ぶのかと思いきや、
理科系の大学は、とてもそれを許さないらしい。

少しでもサボれば、すぐに取り残される。

何だか長男を見ていると、
高校受験以来、大学に受かっても、
ずっと受験生みたいだ。

それが将来どんな花を咲かせるのかは、わからないが、
親にさんざん「やめちまえ」と言われてもなおかつ、
自分の意志で続けているのは勉強だけかもしれない。

何であろうと、やはり、
自分でやると決めたことでなければ続かないし、
続けてやっていないことは認められるわけもない。

どんなにうまく立ち回ったつもりでいても、
その場限りのことじゃあ…花は咲かせられないからな。

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