人生日々更新 -Main-
20110918

でじたけ流 教育論580

でじたけ流教育論 digitake.com


9月の半ばを過ぎたある晩…
突如、カミさんの怒鳴り声が轟いた。

聞けば小6の次男が、今になって
夏休みの宿題が終わっていないことが発覚したとか。

まぁ、よくある話だし…
まともに宿題などやったことのない私としては、
どってことはない、というのが正直な印象だが、
優等生だったカミさんにとってはかなりのショックのようだ。

そこでまた、いろいろと手を焼くと
…かえって、自分では管理できなくなっちゃう。

失敗したら、ほっとく…これが一番!
むしろ失敗をさせる必要がある。

朝だって寝坊しても起こさない。
自ら動けるようになるためには、
動かしてもらっていては訓練にならないから、ね。

けれどもこれは、自分のために勉強しなければならない
子供の時代に限っての対処法。

仕事を任された大人はそうはいかない。

失敗は自分一人の失敗ではなく、
会社など組織の失敗につなかってしまうから。

失敗したら管理が厳しくなる。
失った信頼の分、居場所が狭くなる。
それを回復するには
コツコツと地味な真面目さが要求される。

あるいは失敗を穴埋めする大きな成功が必要だ。

だけど、そんなチャンスはそうそう巡ってこないから…
完成直前に倒してしまったドミノを
また1から立て直す忍耐力が必要になる。

失敗は誰にだってある。
だから…
失敗した奴は悪い奴、許せない奴だとは言わない。

ただ、失敗するのを当たり前だと思っている奴は、
もっと大きな失敗をしかねないから、ほうっておけないし
…ようするに仕事が雑だから成果は期待できない。

子供の失敗も、
それが大怪我につながるような失敗は放置すべきではない。

ただ…
数々の失敗を経験するのも子供時代に必要な経験に違いない。

子供が失敗すると、ケツを拭く親は大変だ。
しかし、子供のケツを拭くのはそもそも親の仕事。

子供ができるだけ失敗をしないように
口うるさく注意をしておきながら…
実際に子供に失敗をさせないのは
教育が行き届いているどころか、
十分な教育を受けさせていないのと同じだと思うよ。

Copyright 1998-2011 digitake.com. All Rights Reserved.


人生日々更新 -Main-