人生日々更新 -Main-
20110724

でじたけ流 教育論572

でじたけ流教育論 digitake.com


家族そろって動くことが本当に少なくなったな。

高校3年、中学3年、そして小学6年…。
上2人は受験だから、しょっちゅう塾に行ってるし、ね。

家族そろって飯を食うことさえ少なくなったかもな。

家族っていうのは、
いつも居て当たり前のように思っている最も身近な存在だけれど、
ちょっと離れて見てみると、
まるで惑星直列みたいに、
お互いの顔をいつでも見られる場所にいるなんてのは
…人生のうち、ほんの限られた時間だよ。

こんなことを書くと、
ずいぶんセンチに聞こえるかもしれないが、実はそうじゃない。

みんなさっさと巣立ってしまえ
…と思ってる。ホントにさ。

学校を卒業して、就職をする。
結婚をする。やがて子供が生まれる。
…ここまで言われる「おめでとう」は、
確実に自分に対して言われているものだろ。

ところが…
子供が幼稚園に入る。学校に行く。
…なんて年になってくると、
気がつけば「おめでとう」は自分じゃなくて子供にばっかり言われてる。

確かに、そこまで育てて「おめでとう」ってこともあるかもしれないけど、
自分が何かをできるようになるのではないのに言われる、
そんな「おめでとう」には何か抵抗があるんだよ。

何かにつけ、そんなことをずっと考えながらやってきたから
…さっさと巣立ってしまえ、と本気で思う。

むしろ、自分に自慢したい何かができたら、真っ先に顔を見たい
…いや、見せたい、ね。

母親はこんなことは思わないんだろうな…きっと。

Copyright 1998-2011 digitake.com. All Rights Reserved.


人生日々更新 -Main-