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20110710

でじたけ流 教育論570

でじたけ流教育論 digitake.com


うちの夫婦は似ているようで、あまり似ていない。

だから、うまくいっている部分とケンカになる部分があるのだが、
交際10年、結婚20年で、もう人生の半分以上つるんでいるのだから、
それなりにウマはあっているのだろう。

育ってきた環境の類似点もある。お互い三人兄弟。
私は一番上でカミさんは一番下。兄弟の数は同じだけど立場が違うのは、
かえってぶつかりにくいのかもしれない。

そういえばカミさんに限らず、私のまわりには末っ子が多い。
ついでに言えば血液型がO型の人も多い。

言うまでもなく私はB型だ。

結婚する段になって、お互いの家族が顔を合わせた時に、
両家の父親がよく似ていると家族の中で話題になった。
父親はいずれも理科系だ。同じような親に育てられたところで、
似たような価値観を持ったと言えなくもない。

長い間一緒にいても平気でいられるのは、
そうした似たような環境への慣れが一番の要因ではないかと思われる。

そう考えてみると、私とカミさんの交友関係はすごく似ている。

同性の友達だけでなく、異性の友達も多く、
異性の友達の中にも普通に親友がいたりね。
こうした傾向は兄弟が多い人にわりと多い感じだな。

これがもし、私かカミさん、
どちらかだけに異性の友達が多かったりしたら、
ちょっと厄介なことになるかもしれない。

男女だからといってイコール恋愛にはならない、ただの仲良し。

この感覚は理屈ではないので、
いくら説明されてもわからない人にはわからないだろうね。

極端に言えば、かの赤塚不二夫先生が、
前妻の勧めで後の奥さんと再婚したくらいの感覚。

本人たちにとっては、別に自然なことなんだろうけれど。

特別な関係…といってしまえば、人間関係はすべて、
道ですれ違っただけの相手であっても特別な関係に違いない。

さて、そのうえ現代には、ネットでの付き合いも上乗せされてくる。
こうなると、どうか?

かつて或るいい年代のご婦人に、
ネットでやりとりをしている中に女性もいるという話をしたら、
きっぱりと「それは浮気と同じですよ」と言われた。

いい年代のご婦人だからね。

おそらくネットでのやりとりを自分で理解できるものに置き換えた時、
「文通」みたいに思えたんじゃないだろうか。

そりゃあ結婚してるのに別な女性と「文通」してたら、
ちょっと妙だと思われても仕方ないけど、
ネットでのやりとりは文通とは違うからなぁ…。

もちろん出会い系サイトで相手探しをして、
あわよくば会って何かしようというわけでもないし。
実際、やりとりしている相手が本当に女性だという確証すらない。

実名が基本のfacebookとなると、
かなりリアルなやりとりにはなってくるけど、
それでも遠くに住む人と珍しい話をやりとりするのに男も女もない。

ま、アイコンが可愛ければ、
ちょっと得した気分になるくらいのことで、
それは車を運転していて美人に道を譲ったら微笑んでくれて、
こっちの気持ちも和むくらいの話。

明らかに本人じゃないアイコンも多いし(笑)。

そんなことにいちいち目くじらを立てられていたのでは、
コンビニで買い物もできやしないよ。
この21世紀に、さ。

だけどこうした日常的なことにおける価値観ってのは
馬鹿にならないことも確か。

ピカソに対してどう思うかなんてことは滅多に話題にならないし、
たとえ話題になったとしても極めて非日常的なことで、
生活に何ら影響を及ぼすこともないけれど、
日常の価値観においては、そこに差違が出たり、
誤解が生じると面倒なことになる。

単純な話…寿司が好きな人と嫌いな人が一緒に食事をした時、
片方は笑顔だけど、片方は顔がこわばっているようなもので…
それじゃあ長くは続けられないだろう?

食い物の趣味が一番わかりやすいな。肉体中心の今生では、ね。

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