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20110619

でじたけ流 教育論567

でじたけ流教育論 digitake.com


冷蔵庫が壊れた。
少しくらい冷えることは冷えるが、氷はまったくできない。
何より、こんな状態なのに、かなりの電気は食う。

このご時世…節電が一番の後押しとなって、
ついに新しい冷蔵庫を買うことになった。

思えば春に車検を迎えた車を買い換えた時にも
燃費が最大のポイントだったな。

結婚以来、冷蔵庫の買い換えは二度目。

独身時代に買ってそのまま使ってたやつが壊れて
前回買い換えたのは十数年前だと思う。

何せ秋が来れば、結婚して20年だからな。
まぁ、仕方ないといえば仕方ないけれど、
寿命による買い換えのうえに地デジだなんていわれると
出費がかさんでたまらんよ。

冷蔵庫を買い換える話を子供たちにすると、誰ともなしに
「じゃあ今のやつの写真を撮っておこう」と言い出した。

車を買い換える時もそうだったけど、
普段使っている道具というのは、もはや家族も同然。
子供たちにとって車以上に
冷蔵庫は馴染みのある道具だったということなんだろう。

人でも物でも場所でも…
考えてみると懐かしいものというのは、たいてい
自分が世話になったもののように思う。

楽しい場所に連れて行ってくれた車や、
暑い外から帰ってきた時に
麦茶を冷やしてくれていた冷蔵庫に、あらためて感謝。

写真を撮っておきたい…という思いは、おそらく、
そんな風は自分が世話になったという感覚が強いんだろう。

いつも同じ場所に、当たり前のようにあった物が、
なくなってしまうということにも淋しさを覚える。

愛着…ってのは、
いつも変わらない何かに沸いてくる感情だからね。

新しさだけしかない、一過性のものが多い中で、
ずーっと昔からある道端のお地蔵さんや神社を見て、
何かほっとするのも…そういうことなのかもしれない。

うちの子供たちも、そろそろ、
そういう感覚がわかるくらいの人生の年月は過ごしてきたということか。

それにしても…
冷蔵庫が新しくなって、ついつい空けたり閉めたりしてみたくなる。
…とかえって電気代が上がっちまうじゃないか ?!

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