20110508

でじたけ流 教育論561

でじたけ流教育論 digitake.com


この間、会社で弁当を食いながら、
女子社員を交えて、
女は絶対に男の浮気を許さない、と言うけど、
何故、女は浮気しないと言い切れるのか?
…という話題で盛り上がった。

あいにく昼休みが時間切れで、
これと言った結論は出せなかったけれど、
その後、あれこれ思いを巡らせてみると、
男と女の仕事の違いに
要因があるのではないか…と考えに至った。

男女同権で、
男の仕事も女の仕事も同じだ
…という法律上のタテマエはあるものの、
そもそも持っている役割は違うのだから、
どちらが上だの下だのという差別はいけないが、
役割を分担するための区別は絶対に必要だろう。

酒は無骨な男についでもらうより、
柔らかな物腰の女性についでもらった方が、
はるかに美味いのは事実だし、ね。

さて、そこで男の仕事と女の仕事の違いだが、
まず決定的に違うのが、
女は子供を産めるが、男は産めない、という点。

最近はイクメンだのと言って
男親が育児に積極的に参加することを
推奨する世論もあるようで、
そのこと自体は決して悪いことではないと思う。

…が、もしそれが単に
父親が母親の真似をするだけのことであれば、
やっぱり何処か違うようにも感じる。
実際のところは知らないし、
結局は家庭ごとに事情は異なるとは思うけど、ね。

もし、育児…というか子育てに
無関心な父親がいるとすれば、
それは無責任と言わざるを得ないけれど、
同じように関心を持ったとしても、
その関心に対する思考や行動は、
男親と女親では違って当然で、
むしろ違わなければ二親がいる必要はなくなってしまう。
単に手を借りるだけなら、
親でなくてお手伝いさんでいいわけだ。

話は、ややそれてしまったが…
子供と過ごす時間の多い女性には、
そもそも浮気相手が入り込む隙などないだろう。

だから、大多数の妻たる女性は、
浮気などもってのほか…と言い切れるんだと思う。

もっと言えば、
息子は母親にとって恋人になりえる存在だろう。

一方、娘がいる父親が、
はたして娘を恋人だと思えるだろうか…?

では、子供を持たない女性はどうか?

それでもたいての女性は、浮気はしない…と言い切る。

女性は、やっぱり母親予備軍で…
彼氏に対して、単に
好きだ、愛してる…だけでなく母性を感じているからだろう。

映画「幸せの黄色いハンカチ」は、
刑務所に入ったダンナを待つ、妻の話で、
あれは女が男を待っているから納得できるのだが、
もし男が女を待つ話だとしたら…
何だか不自然さを感じて
あんな感動は生まれないように思う。

弱者がすぐに切り捨てられるような
過酷な時代は決していい時代とは言えない。

けれど…
男が男らくしなくても、
女が女らしくなくても、
簡単に救われてしまう時代はいい時代なのか?

絶対浮気をしないと言い切る、
母性豊かな女性が身近に多いことは
…実に幸せなことだと思う。

いや、別に
男は浮気をしてもいいなんて、
言ってるわけじゃないですよ。


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