20101205
でじたけ流 教育論第539回

わからないで終わらせない-でじたけ digitake.com


例えば…
今日はどんな予定? とか、
晩飯は何を食いたい? とか、
子供たちに質問すると、たいてい
「わかんない」という答えが返ってくる。

でも、よくよく聞いてみると
「わかんない」んじゃなくて、
そのことについて、
「考えていない」
「決めてない」
…だけなんだよな。

「わかんない」というのは実に便利な言葉だ。

「考えていない」とか「決めていない」だと、
自分がやるべきことをやっていない感じが強いが、
「わかんない」なら
自分のせいじゃないという感じをアピールできる。

何かを問われた時、
あるいは問いつめられた時、口にするのは、
まず「自分のせいじゃない」ということが多い。
つまり…言い訳。

この点においては子供も大人も変わらないね。

子供の時についたは、
大人になっても、まず変わることはないから、
結局、子供も大人も
やってることは変わらないのだろう。

大人になったから
突然知的にふるまえるようになるわけでもないのは、
大人になったから
急に自転車が運転できるようになることもないのと同じ。

年格好は大人でも…
実際には大人ではなくて、
ただの老けた子供が多いようにも感じる。

この間、ニュースを聞いてたら
「待機児童」が「怪奇児童」に聞こえて
一人で笑ってしまったけれど…
老けた子供は、まさに怪奇児童だな。

なんとなく年だけ重ねていくだけじゃあ、
せっかくの人生流されっぱなしで終わっちゃう。

その最初の、そして日々の選択が…
今日はどんな予定? とか、
晩飯は何を食いたい? とか、なんだよな。


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