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今月は小5の次男と高2に長男の誕生月。
父親という役回りを演ずるようになってから17年が経とうとしている。 子供たちの誕生日が来ると、見るからに成長している子供たちばかり見てしまうものだが、1歳の誕生日を迎える子がいれば、そこには親経験一年の親がいて、10歳の子がいれば、親業も10周年ということになる。 はたして親となって自分は何ができるようになったのか? 子供たちがうちに帰ってくると、まず「手を洗って、うがいしろ」と反射的に言うようになった。もう何千回言ってるかわからない。 玄関の靴は「きちんと並べろ」。 繰り返し言う言葉は数限りなく、繰り返す度に自分もそうしている。 むしろ子供は、どんどん新しいフィールドに足を踏み入れていくことで、自分の無力さを思い知り、傷つき、そして成長していく。 親は子供より多少社会のことや常識を知っているだけの話で、知っていることを確実にできているのかと言えばそれは違う。 ノウハウは学校では教えてくれない。 いくら学校で英語の文法を習ったとしても、外国人と話す度胸が備わることはない。おそらく、そういう度胸は学校嫌いで不良外国人のたむろする夜の街をフラフラしている連中の方が、はるかに持っているだろう。 度胸、あるいは勇気というものがない限り、知識をノウハウに向上されることは不可能だ。 そして、その裏付けにあるのが覚悟。 覚悟とは…自分を変えることへの挑戦だから、ね。 |