高2の長男の小学校からの友だちが
自転車で北海道へ一人旅に出たという話を聞いた。
いいねぇ〜。
そういうことは、できる時にやらないとな。
大人に近づけば近づくほど、
できない理由と億劫な気持ちが大きくなってしまう。
長男にとっては、
おまえも家にばっかりいないで冒険しろ
…と言われれば言われるほど
天の邪鬼な気分になるだけろうけども
…それじゃあ自分が損するよ。
子供だろうが、大人だろうが、
言われてから渋々はじめることには、
それがいかに大切なことだと
頭ではわかっていても…なかなか気が入らない。
ならば言われる前に自分で思いつくしかない。
情報にあふれたこの世の中で
本当に信じられる情報を得るためには、
できる限り自分の経験を高めるしかないだろう。
何年学校で勉強したって、
いくら学校の成績がよくたって、
社会に出たとたん使い物にならなくなるのは、
学校で教わることが単なる「情報」であって
「経験」にはなっていないからじゃないか。
「教育」も「情報」なんだよ、所詮はね。
しかし、情報だけですべてを知ることはできない。
フランスという国がどこにあって、
人口がどれくらいあるのかは
ネットを叩けばすぐにでもわかるけれど、
空港に降り着いたとたん、
香水と葉巻の香りにまみれた
日本にはない空気があることは
行ってみないとわからない。
百聞は一見にしかず。
自分の目で見て、その場の空気を感じない限り、
わからないもことがあることを頭以外で知るべきだ。
ラーメンの成分を知ってたって、
旨いかまずいかは食わなきゃ、わからんし、
ラーメン屋の情報ばかり見ていても
腹の足しにはならんよ。