20100711
でじたけ流 教育論第519回

蜂騒動-でじたけ digitake.com


先週の日曜日…。
例によってカミさんはパート仕事で、
中2の長女は部活、小5の次男もサッカークラブ。
…で、高2の長男と2人で家にいた。

試験前だという長男は、
ひたすらマイペースで勉強中。

夕方…
ベランダの洗濯物が出しっぱなしだったので
取り込むように言うと、
すぐさま「できない」と返事が返ってきた。

訳を聞くと、ベランダの端に
蜂の巣があることに気づいたという。

だったらなおさら何とかしなきゃならなだろう。
…長男として!

蜂の巣を始末して、
洗濯物を取り込むまで、
勉強だろうが何だろうが、
一切ほかのことはするなと命ずる。

半ばふてくされながらも、
蜂の巣(せいぜい5cmくらい)を落とし、
始末をしていたけれど…
戻ってきた次男に手伝わせて、やっとという感じ。

学校の成績がいいことより、
こういう生活の場面に対処できることの方が
生きていく上では、よほど重要だろ?!

その翌々日…。

庭の草むしりをしていたカミさんが、
右手を蜂に刺された。

巣を落とされた蜂と同じかどうかはわからないが
…蜂一族の復讐に違いない。

大事をとって医者に診せたらしいが、
翌日にはグローブみたいに腫れ上がってしまった。

痛くはないが、かゆくてたまらなかったらしい。

再度、医者に診せて、点滴まで打ったが、
3日くらいは家事もおぼつかなかった。

最近、料理に興味を持つようになった長女が
メシの支度を手伝った。

独り暮らし経験のある私は
台所の洗い物くらい片づけるのは苦にもならない。

さて、指摘されると言い訳ばかり目立つ長男を、
どうして一人前にしようか…。

どんな大学に行こうが…
あるいは大学になど行かなくてもいいから、
まずは独り暮らしの経験をさせることが必要だと
…あらためて感じた我が家の蜂騒動。


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