20100411
でじたけ流 教育論第506回

自分を動かすことが勇気-でじたけ digitake.com


世界まる見え〜」は
家族のお気に入り番組。

「まる見え」に合わせて
食卓を囲むこともよくあるけど、
時々、メシを食いながら見るには、
つらい特集もある。

この間、やっていたのは…
プロ・サーファーを目指す少女が
サメに片腕をもぎとられてしまう話。

もちろん、それにもめげず、
みごとサーファーとして復活し、
なんとプロになった…という
勇気を称える話ではあったんだけれど、ね。

昔から子供たちには、こんな話をよくする。

年が若いからといって長生きできると思うな。
そして…
死ぬまで、今当たり前のようにある
両手両足、両目、両耳、10本の指が
…確実にある保証など何ひとつない。

人生は「これまで通りにいかない」の連続だ。

私たちは時間の中を生きている。
時間というものの最も厳しいルールは
…決して後戻りできないことだろう。

ただし…
時間のつかい方は選ぶことができる。

たとえ1日が24時間と決まっていても、
人の倍、何かをこなす人もあれば、
流れに任せて人並み以下に甘んじる者もいる。

何もかも
自分の計画通りにはいかないのを承知の上で、
何ができるか…。

一番よくないのは…中途半端でいること、じゃないか?

やる時にはやる。
やらないんだったら、徹底的に休む。

…と、いうわけで、
このところ休みさえあれば、とことん寝てる。

ONとOFFしかない、というのは、
いかにも余裕がなく、貧乏性のようだが…
実際、余裕がなく貧乏性なので仕方がない。

余裕を見せてる暇があったら…寝るよ。

もう眠れないくらい寝たら、バーッと仕事をする。

寝ながら仕事のことを考えることはあるけど、
仕事をしながら休むことはない。

何も威張れた話ではない。
ただ単純に…仕事が好きなだけなんだ。

そんな風に仕事を進めているとね。
またその先の仕事が見えてくる。

そこに気づいちゃったら、やんないと気が済まない。
…その繰り返し。

遊びに行くより、
仕事が好きかもしれないねぇ、実際。
そうでないと零細企業はやっていられないし。

やっていられないから、
そう自己催眠をかけているのか…
それとも本当に仕事が好きなタチなのか。

その答えがどちらであっても、
今やっていることは変わらないから
考えるだけ無駄。

自分の片腕を食いちぎったサメのいる海へ、
再び不自由な身体で
飛び込んでいった少女の勇気に比べたら、
五体満足、陸の上…じゃないか?


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