20100328
でじたけ流 教育論第504回

今できることをする幸福-でじたけ digitake.com


春休みに入った。

間もなく月が明けると…
長男は高校2年、
長女は中学2年、
次男は小学5年になる。

しかし、
授かり物とは言いながら
…どうにも余裕のない子供の年の差。

再来年は
長男の大学受験と長女の高校受験。
そのまた3年後には、
長女の大学受験と次男の高校受験が重なる。

我が家では向こう数年に一度、
リーマンショックが起こるような感じだな。

うちの子が通う、横浜市の高校では、
いち早く、
この春から授業料が免除されるようだが、
その分、塾の経費がかさむことになるので、
親の負担実態は大きくは変わらないだろう。

最も…金があろうがなかろうが、
いい学校を出れば、いい会社に入って、
たくさん金が稼げるようになる…なんてことは、
経験としてないことは承知しているので、
大学はおろか高校だろうと、
本人にやる気がなければ行く必要はない、と
私は真剣に考えている。

むしろ、自分のやりたいことを見つけるまで、
2〜3年社会で修行して、
それから必要に応じて
上の学校に行ったっていいと思っている。

まだ十代の子供たちには、
そういう時間的な余裕が充分にある。

大人になれば、
嫌でも仕事や家庭という枠組みを守らざるを得ないが、
せっかくのその必要がないのに、
強引に段取りをつけてしまうのは、
かえって人生の幅を狭めてしまうんじゃないか?!

高校までは、
まわりの友だちと一緒にいるのが楽しくて、
中学の延長みたいな感じで進むが…
専門課程である大学を選ぶ時には、
もっと考えるべきだったと自分を振り返って思う。

2〜3年海外青年協力隊にでも出て、
それから井戸を効率的に掘るために
専門の学校へ進むくらいのことをしてもよかった。

最も私の場合には…
まともに学校の授業にも出ず、
興味を感じたバイトの延長で、
そのまま社会に出てしまったから、
実態としては同じようなものだが、
もっと勇気を出して、海外にでも飛び出していれば、
今頃は字幕なして洋画を見ることができたかも、ね。

今、映画館では3Dが大盛況だけど、
字幕で3Dを見るのは…かなりキツイらしい。

とにかく我が家では…
学校を卒業するだけでなく、
自主的に家からの卒業も明確に制定したい。

何をどう考えようが…人生は期限付き、だから、ね。

期限を決めないと
…今を大切にすることもできないでしょ。


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