介護施設でパートをしている関係で、
カミさんは土日のいずれかはいないことが多い。
まして最近は…
カミさんの両親も年のせいで具合が悪いので、
パートが休みの日には実家で介護という日々。
カミさんにも姉兄はいるが、
何せうちが一番近所だから行きやすい。
かつては…
「六大学を出た奴じゃないと、
うちの娘はやらん」…と言っていた義父。
最終的には「家が近所だから」という理由で
私との結婚を許したが、
今になってみれば
「やっぱり許してよかった」と思ってくれているのではないか。
そういうわけで…
私も休みの日には主婦となる。
最も自分で商売をしていると
実際には休みもへったくれもないのだが、
自宅で仕事をしながら家事をするのか、もはや日課。
天気のいい日曜日には、
バイクに乗るより、
カミさんの代わりに子供たちを叩き起こして、
ベランダに布団を干す。
5枚のシーツは一度に洗濯機に入れられないので、
選択も二度、三度…。
朝飯を食い終わると同時に昼飯の支度をしないと、
午後から部活に出かける
子供たちの昼飯に間に合わない。
このところ中1の娘がよく働くようになったので、
だいぶ助かる。
小4の弟がサッカーに出る時間から逆算して
台所に立つのは娘だ。
やっぱり、こういう時には女の子の方が頼りになる。
そうこうしているうちに…すぐ夕方が来る。
布団を取り込む。
洗濯物を取り込む。
洗い物をする。
ひとつ一つのことが、
目に見えて片付いていく様は、
或る意味、達成感はあるが
…こういう作業はキリがないな。
そういえば昔…
独り暮らしをしていた時にも、
たまった洗濯を一日かけてやったりすると、
何とも充実した気分になったかけど
…一方であまり建設的ではないなと感じたものだ。
どうしても、そう思っちゃうんだな、男は。
せめて作り上げることができるのは
…せせまこしく働く親父の姿の想い出、か。