20010415
でじたけ流 教育論第45回 子からの彰状

去る4月13日・・・私は今年も無事に誕生日を迎えることができた。

「早く帰ってきてね」と送り出されたものの・・・
仕事上、そういうワケにも行かず、子供たちといっしょに食事をすることはできなかったけど
まぁ、何とか子供たちが起きているうちに帰り着くことはできた。

テーブルのうえには寿司。
誕生日の日には、その人の好物で食卓を飾るというのは通例だが・・・
もともと「まったく」食べ物の好き嫌いがない私の場合、なぜ寿司かと言うと・・・
もちろん寿司が好きということはあるんだけれど
いつも腹ペコで帰ってくるので、何より「すぐに食べられる」ものがご馳走なのだ。

食卓のわきには、小学校2年になった長男の字で・・・
「おとうさんのおたんじょうかいプログラム」と書いたのが貼ってある。

長女の「開会宣言」にはじまって・・・
長男が書いてくれた「表彰状」と長女が描いてくれた「絵」の授与式。
息子からの表彰状

それから、長女の歌。
最後に長男と長女による「おとうさんの1日」というお芝居があった。

長男が私の役で、長女がカミさんの役。

朝寝坊してるところからはじまって・・・起きると風呂に入ってから、仕事。
外出から戻ると「メールの確認」をしてメシを食ってから、また仕事。

子供たちから見ると、寝てるか仕事をしている印象しかないようだ。
・・・事実、そうだけど。

今は事務所も近くなったんで・・・
朝も私が出るのは、子供たちが学校や幼稚園に出た後だし
夜も比較的早めに帰ることもあるけれど・・・

長男が喋りはじめた頃には、よく出がけに
「おとうさん、また来てね」と言われてしまったモンだ。

最近、私が出した本を読んでくれた人たちから、よく感想をもらう。

大方、感想をくれるような人たちは好意的で「私もそう思う」というのが多いんだけど・・・
中には「子供をあんまり怒り過ぎると卑屈にならないかどうかが心配」という人もいる。

確かに怒ってばかりいたら・・・卑屈になるかも知れない。
だけど、ポイントは怒る以上に普段から子供と遊んだり話しをしたりしているかどうかだと思うな。

これは何も親子関係だけじゃなくて・・・
友達や先輩後輩の関係でもそうだと思うんだけど・・・

普段、仲良くしてくれている人が自分のせいで怒ると・・・ショックでしょ。
こわいという以上に悲しくなる。
ところが・・・普段から「うるさい奴だ」としか思っていない相手だったら・・・
「またか」って感じだし「勝手に怒ってれば」っていうことになっちゃう。

顔を合わせれば文句ばっかり・・・親に対してそう思ったことは私にも数え切れないほどある。
だけど、言われた文句はまったく覚えていないし・・・
覚えているのは、父親にいきなり殴られたこととか・・・母親にいきなり泣かれたことだけ。

こわい親・・・子供が言うことを聞く親ほど
普段は子供といっしょになって、何かをしている親だろう、ね。
そうでなければ、ただのうるさい親だ。

ただのうるさい親にならないためには・・・時間をうまくつかわないと、な。
仕事もそうだけど・・・
何でも、うまくやっている人というのは、つまり時間のつかい方がうまい人のこと。

それをクリアできないと・・・自分のやりたいことなど、できるはずもない。

・・・はい、がんばります。


でじたけ流 教育論

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