20090322
でじたけ流 教育論

第451回

人生交差点


長男は中学を卒業。
長女も小学校を卒業。
卒業組はひと足早い春休みとなった。

久方ぶりに週末を利用して
家族で小旅行に出かける。

初日はあいにくの天気だったが、
施設の卓球場が空いていたので卓球大会。

卓球をするなんて何年ぶりだろう?

正式に教わったことはないが、
中学くらいの時に
よく体育館の空いた卓球台で遊んでいた。

うちの中ではたぶん自分が一番強い、と
妙に自信を見せる長男をコテンパンにやっつける。
…が、2時間の卓球で筋肉痛に陥る。

2日目は春らしいいい天気だった。

すべての神々を奉るという
欲張りな神社をお参りする。

境内に厄年の早見表が書かれた札が立っていた。

本厄のほかにも、前厄、後厄、
それから八方塞、大凶殺…といろいろある。

八方塞も嫌だけど、
大凶殺なんていわれたら生きた心地がしないな。
…来年じゃんか。もっとひどい目に遭うってこと?

まぁ、こうしたものは気の持ちようで…
常日頃、注意するに越したことはないし、
いわば人生の交差点に差し掛かるということだとは思う。

タイミング悪く、なかなか進めないこともあれば、
思った方向に曲がれないこともある。

いい車線に入っていれば、
難なく素通りできるだろうけど、ね。

人生に交差点が多いと考えれば
…確かにうなづける。

少なくとも平坦な一本道ではない。

脇見運転や手放し運転をしていて、
何事もなく通り過ぎることができるわけはない。

かつて運転免許の講習を受けた時に
聞いた話を思い出した。

事故が多いのは、やっぱり交差点。
かつ…
信号機がついていない交差点より、
信号機がついている交差点の方が事故は多い。

自分の目で確かめない限り、
事故は回避できないんだ。

春から我が家では、
高校、中学、小学校と
子供たちはバラバラに登校することになる。

次第に親の目が届く範囲から遠ざかってゆく。
いよいよ
…自分が試される場所へと進んでいくんだな。



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