20081228
でじたけ流 教育論

第439回

サンタの喜び


不況にもめげず・・・
いや少しばかりはメゲながら、
それでも元気をふりしぼって
・・・今年もサンタはやって来た。

中3、小6、小3ともなると・・・
サンタの正体に気づかぬはずもないけど、
信じない子供にプレゼントは来ないと言われれば、
強引にでも信じようとするし・・・
サンタの組合から親の口座に
振り込み入金があるんだと聞かされれば、
そういうものなのか、とも考えてしまう年頃。

子供の頃は確かに
プレゼントをもらうことが嬉しかった。

・・・が、
やがて大人という立場になると、
実はもらうより、あげる方が
はるかに楽しいことに気づくようになる。

子供の頃は、
サビ入りの寿司を前に
「何でわざわざ辛くする必要があるんだ?」
・・・なんて思ったのと同様に、
あるいは・・・
子供の頃、一番楽しいと思っていた公園が、
大きくなって訪ねてみると、
ひどく小さく感じられるのと同じように・・・

その時、その時の
身の丈にあった楽しさに気づくことによって、
人は成長し、
大人としての役割を
遂行できるようになっていくのだろう。

今年も一年・・・
自分はどれだけ親らしくなれたか?

子供にどんな受け答えができたか。
子供に何を与えることができたか。
・・・ということ以上に、
自分がどんな親らしいことに
喜びを感じられるようになれたか、が
これから先、
もっと親らしいことができるかどうかの
指針になっていくんだろう、な。



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