20080601
でじたけ流 教育論

第409回

テレビに釘付けになった週末


先週・・・いや先々週だったか。
バレーボール世界最終予選。

五輪へのキップは手に入れたものの、
全勝を決めなきゃメダルは狙えない。

タイを相手に苦戦する全日本を
焼酎片手に応援する私の傍らで・・・
ほかの家族4人は
大きな方のテレビで
「ごくせん」に熱中していた。

カレシだのカノジョだのというセリフが聞こえてくる。

バレーのCM中、小3の次男に・・・
「カノジョって意味わかるの?」と聞いてみた。
すると・・・
テレビから目を離さずに「知らない」という。

「じゃあ、カノジョいるの?」と尋ねてみると・・・
「いないよ! お父さんにだっていないクセに」
・・・と言い返してきた。

確かに説明できるほどの意味はわからなくても
・・・何となく、わかってるじゃないか。

言葉のニュアンスなんてのは・・・
結構その程度のモンだ。

そうだ、確かに
私にカノジョはいないよ(笑)。

そうこうしているうちに
バレーは5セットまでもつれ込んだ。

さぁ、ガンバレ日本!

・・・と、焼酎を注ぐ腕にも力が入る。
そんなもの、全日本チームにとっては
何の役にもだたないけど。

あれ・・・CMばっかり。
ニュースになっちゃうし・・・
こんなところで中継終わり?
決着はどうなった???

仕方なく、ネットで勝利を知る。

そして・・・
仕方なく、「裸の大将」を見たりする。

やがて・・・
小学生たちも寝静まり、
私は「裸の大将」を見続ける。

途中、子供部屋から下りてきた長男は
「裸の大将」の良さは、まだわからないようで・・・
最期にテレビの前にいたのは
・・・私とカミさんの2人だけ。

確かにカノジョはいないけど、ね。
カミさんはいるんだ
・・・とあらためて思った週末。



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