20080406
でじたけ流 教育論

第401回

在庫一掃


もろもろの心境の変化と
経済状況の変化もあって、
オークションで日銭を稼ぐ日々。

うちに帰るやいなや、
何がどれくらいの価格になったのか
気になってネットを開く。

後ろからのぞき込む子供たちも
一緒になって・・・
「いくらになった?」なんて言う。

売り慣れてくると、
何か売れる物はないかと
必死で探すようになってくる。

子供たちまでつられて
「これ売れない?」なんて言う。

あるいは・・・
何か見つからない物があると
「お父さんが売っちゃったんじゃない?」
・・・なんて言われることも。

しかし、うちには物が多い。
これは・・・引っ越ししてないせいだな。

一時期、景気のいい時には・・・
置く場所がなければ、
置く場所を作ればいい
・・・なんて豪語したものだが、
景気が悪くなると、
とてもそういかないし・・・
結局使いこなせずに
無駄にしてしまう物ばかり目に付くようになる。

マクドナルドを作ったR・クロックが
株を公開して大もうけした時に、
それを皮肉られて・・・
「それでも私が一度に履ける靴は
 一足だけだ」
・・・と言い返したらしいけど、
つまり・・・そういうことなんだよな。

高いレストランで
高価なものを食べさせるより、
屋台で何か食べた時の方が
子供たちは喜ぶ。

これがなくちゃ・・・と思っているのは
親だけで、いわば・・・親の見栄だな。

子供たちは物に執着してない。
自分が動くことに執着してる。
・・・だから育つ。

何かを得て、何かになろうとするより、
何かを捨てて、
別な何かができるようにしよう。

何がができないことを
物がないせいにするのはやめて、ね。

あり過ぎる方が
・・・かえって身動きはとれないもんな。



でじたけ流 教育論