20080316
でじたけ流 教育論

第398回

記憶の記録


最近、子供たちの間では、
ちょっとチェスが流行っているようだ。

・・・うちの子たち限定で。

たまたま物置で昔買ったチェスを見つけた
・・・ということと、
長男を叱った時に
TVゲームの電源コードを引き抜いて
隠してしまった・・・ということが、
その要因にはあるのかもしれない。

とにかく・・・
中2の長男から、小5の長女、
小2の次男にいたるまで、
今ではみんなチェスができるみたい。

当然・・・
チェスの腕前なら私が一番
・・・と言いたいところだか、
実はチェスの駒の動かし方など、
すっかり忘れてしまった。

確かに一時、やったことはあったけど、
その後何年もやらなかったので
・・・記憶にない。

自慢じゃないけど、
私はマージャンもできなければ、
将棋も囲碁も知らない。

かつて一度は
基本的なルールくらい覚えたが・・・
その後、のめり込むことがなかったから、
・・・すぐに忘れてしまった。

トランプでさえ、
ポーカーはできないし、
できるのはせいぜい
・・・ババ抜きと神経衰弱くらい。

普段使っていない
PCのアプリケーションの使い方が、
わからなくなるように・・・
複雑なルールを覚えるのは大の苦手。

他人が作ったルール自体が
嫌いなだけかもしれないけど。

そもそも頭で覚えたことは身に付かない。
体で覚えたことなら・・・
何年かぶりに自転車に乗ったり、
竹馬に乗ったりしても
・・・すぐにできるようになるでしょ。

繰り返しやっていれば、
繰り返すことによって身につくだろうけど、
一度や二度やった程度じゃすぐに忘れちゃう。

痛みをともなわずに覚えたことは
刻み込まれていない・・・って感じかな。

頭で覚えた程度のことは
・・・しょせん付け焼き刃。
覚えたつもりになってるんだ。

学校でやった勉強なんて、その最たるもの
・・・だよ、ね。

妹に負けた兄が
自分が勝つまでしつこく再戦を迫っている。

・・・こういう場合、
結局、強くなるのは・・・妹の方。

弱い者に勝って満足してしまうと
・・・決して強くはなれない。



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