20080217
でじたけ流 教育論

第394回

人生日々労働


忙しい時に限って、
何か余計なことをしたくなるもの・・・

その気持ちは、よくわかる。

普段はちっともページを開かない
本を読み出してみたり、ね。

そんなことしてる場合じゃないのに・・・。

多少の後ろめたさもあるものだから、
まったく必要のないことじゃなくて、
やったことがいいことで
普段はやらないことを
積極的にやろうとしたりする。

・・・と、いうわけで
中2の長男が「金魚の水槽を洗う」
・・・なんて言い出した。

試験中なのに。

まぁ、テストの成績なんて、
どうでもいいと思ってる親だから
・・・やらせたけど、ね。

いつもはこの私が、
どうしようもなく忙しい時に限って
・・・洗い出したりするんだけれど。

長男が水槽の掃除をするのははじめてのこと。

そこで、手順やら何やらを
細かく指導する。

60リットルの水槽を洗うのは
結構な重労働だ。

案の定、すぐに飽きて、
疲れたなんて言って
ソファーに倒れ込んでいけれど・・・。

やる、と言ったからには
最期までケツを叩きまくる。

ピカピカになった水槽を眺めて
・・・達成感を得られるまでは
絶対に途中で投げ出しちゃダメ。

おかげで金魚の水槽は
見違えるようになった。

試験の結果は・・・知らない。

頭脳労働と肉体労働・・・
いずれにしても
生きてるうちは労働の連続。

逃れようとしても無駄なことで・・・
働くことに喜びを見いだした者が
・・・幸せをつかめるんだ。

水槽を洗う長男の姿を
パチリと写したら・・・
「ヤバイ、この顔が見えない角度は、
 でじたけに使われる!」
・・・と舌打ちした。



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