20080127
でじたけ流 教育論

第391回

長男の言い分


仕事中、カミさんからの携帯が鳴った。

中2の長男が、
あまりにも言うことを聞かないので、
早く帰って来られたら
話をしてほしい・・・という。

あいにく早く帰ることはできなかったが、
まだ長男は
最近ハマっているドラマを見ようと
起きていたので「ちょっと座れ・・・」と呼んだ。

しふしぶテレビを消して
テーブルに着く長男。

確かに・・・父親の言うことなら聞くんだ。
故にカミさんとしては、さらに頭に来て、
・・・私の携帯を鳴らすハメになる。

どうやら長男は・・・
親がいない時に、親に代わって
妹弟たちを叱りつけている様子。

本人にとっては、
正当な理由があってやっているつもりのようだが、
そこは子供のやることなので、
ついつい過剰になりがちだし、
まして自分のことを棚に上げて
・・・ということもある。

そこで、かなり極端な例え話だけど
・・・こんな話をした。

人殺しをつかまえたら誉められるけど、
人殺しを殺してしまったら・・・捕まるだろう?

同じ子供同士で手を下したら、
年長者の方が怒られてしまうんだから、
手に負えないと思ったら親に相談すること。

一応、神妙には聞いていたものの・・・
はたして、いざという時
・・・耐えられるか、どうか。

最後に実感を込めてこんな話もした。

「兄弟が同じ屋根の下で
 一緒に過ごす期間なんてのは
 短いものだから・・・もうちょっと仲良くしな」

これはこれで親の兄弟たちを見ているから、
わりと素直に
ストレートに聞き入っていたようではあるが
・・・はたして、どうなることやら?

何を聞いたところで、
時が経たないと理解できないことは、
たくさんあるからなぁ・・・。



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