第38回 男と女のいる生活・3 |
3週も続けて「男と女」をテーマにしているのは・・・
その「違い」の面白さが、次から次へと目につくのと同時に・・・ 自分自身、実は「よくわかっていない」証拠かも知れない。 ちょっと前に関東地方でも大雪が降った時のこと。 その日も私は事務所で作業をしていて、カミさんからの電話でオモテが雪であることを知った。 うちの近所は坂が多くて・・・ 通勤用に使っている軽自動車では、1cmも積もろうものなら・・・もう歯が立たくなっちゃう。 で、私はあわてて仕掛かりの作業を仕上げると家路に向かった。 突然の雪で道路は大混乱。 幸い愛車・・・ミゼット2の改造車は、一度もスリップすることなく無事帰宅。 最も事務所から自宅までは歩いても15分か20分で着けるんだけどね。 子供たちを集めて、早速「作業の成果」を披露。 実を言うと、この日は事務所で運送屋が集荷に来るのを待っていただけで・・・ 作業といっても仕事ではなく、気まぐれに「でじロボ・オリジナルぬり絵」を作っていただけ。 子供たちに、それを配ると小学1年の長男は色鉛筆を・・・ 幼稚園に通う長女はクレヨンを取り出した。 1歳の次男は、さすがにまだ「ぬりえ」などできないが・・・ できなくても、ちゃんと自分の分がないと怒る。 もちろん「でじロボ・オリジナルぬり絵」は3冊用意していた。 一生懸命、ぬりえを始めた長男と長女を見ていると・・・ また、その「ぬり方の違い」について気がつくことがあった。 絵に線が入っているところをキッチリ塗り分けている長男に対し・・・ 長女は線があろうがなかろうが、次々と新しい色を重ねていく。 まるで虹のグラデーションのような感じだ。 長男もやがて広い面の一部を区切って別な色を塗りだしたが・・・ あくまでもキッチリと区切りを入れてから、色を塗り分ける。 決して色と色とが重なり合うことはない。 これは単なる「技術」と「性格」の問題かも知れないが・・・ 考えようによっては・・・ モラルにとらわれて行動する「男」と、 思いのままに行動できる「女」の違いなんではないかと・・・また考えてしまった。 「違い」を知ることは何かにつけて大切なことだと思う。 「違う」とわかっていれば、余計なところで理解に苦しんだり、頭にきたりしなくて済む。 ことに「自分にはできるのに、相手にはできないこと」に関しては・・・。 逆に「相手にはできるのに、自分にはできないこと」に関して・・・ その「違い」をわかった顔して振りかざすと、結局、自己弁護にしかならない。 私が、こうして普段から文章を書き続けていることに対して・・・ 「おまえは、昔からそういうの得意だったからな」と言った同じヤツが・・・ かつて私が毒物劇物取扱者の試験にパスした時には 「おまえは、もともと理科系だからな」と言った時には・・・正直、唖然とした。 つまりヤツの言いたいことは「自分とは違うんだから、おまえはできて当たり前」ということ。 そこで私がヤツについも言うのは・・・ 「別に自然にできたわけじゃないぜ」ってこと。 あ! 書いてるうちに「男と女」の話から、ずい分とズレちゃったな。 まあ今日は長女を見習ってグラデーションのような書き方ということで・・・ま、いっか! |
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