20010225
でじたけ流 教育論第38回 のいる生活・3

3週も続けて「男と女」をテーマにしているのは・・・
その「違い」の面白さが、次から次へと目につくのと同時に・・・
自分自身、実は「よくわかっていない」証拠かも知れない。

ちょっと前に関東地方でも大雪が降った時のこと。

その日も私は事務所で作業をしていて、カミさんからの電話でオモテが雪であることを知った。
うちの近所は坂が多くて・・・
通勤用に使っている軽自動車では、1cmも積もろうものなら・・・もう歯が立たくなっちゃう。

で、私はあわてて仕掛かりの作業を仕上げると家路に向かった。
突然の雪で道路は大混乱。
幸い愛車・・・ミゼット2の改造車は、一度もスリップすることなく無事帰宅。
最も事務所から自宅までは歩いても15分か20分で着けるんだけどね。

子供たちを集めて、早速「作業の成果」を披露。
実を言うと、この日は事務所で運送屋が集荷に来るのを待っていただけで・・・
作業といっても仕事ではなく、気まぐれに「でじロボ・オリジナルぬり絵」を作っていただけ。

子供たちに、それを配ると小学1年の長男は色鉛筆を・・・
幼稚園に通う長女はクレヨンを取り出した。
1歳の次男は、さすがにまだ「ぬりえ」などできないが・・・
できなくても、ちゃんと自分の分がないと怒る。
もちろん「でじロボ・オリジナルぬり絵」は3冊用意していた。

たのしいぬりえ一生懸命、ぬりえを始めた長男と長女を見ていると・・・
また、その「ぬり方の違い」について気がつくことがあった。

絵に線が入っているところをキッチリ塗り分けている長男に対し・・・
長女は線があろうがなかろうが、次々と新しい色を重ねていく。
まるで虹のグラデーションのような感じだ。

長男もやがて広い面の一部を区切って別な色を塗りだしたが・・・
あくまでもキッチリと区切りを入れてから、色を塗り分ける。
決して色と色とが重なり合うことはない。

これは単なる「技術」と「性格」の問題かも知れないが・・・
考えようによっては・・・
モラルにとらわれて行動する「男」と、
思いのままに行動できる「女」の違いなんではないかと・・・また考えてしまった。

「違い」を知ることは何かにつけて大切なことだと思う。
「違う」とわかっていれば、余計なところで理解に苦しんだり、頭にきたりしなくて済む。

ことに「自分にはできるのに、相手にはできないこと」に関しては・・・。

逆に「相手にはできるのに、自分にはできないこと」に関して・・・
その「違い」をわかった顔して振りかざすと、結局、自己弁護にしかならない。

私が、こうして普段から文章を書き続けていることに対して・・・
「おまえは、昔からそういうの得意だったからな」と言った同じヤツが・・・
かつて私が毒物劇物取扱者の試験にパスした時には
「おまえは、もともと理科系だからな」と言った時には・・・正直、唖然とした。

つまりヤツの言いたいことは「自分とは違うんだから、おまえはできて当たり前」ということ。

そこで私がヤツについも言うのは・・・
「別に自然にできたわけじゃないぜ」ってこと。

あ! 書いてるうちに「男と女」の話から、ずい分とズレちゃったな。
まあ今日は長女を見習ってグラデーションのような書き方ということで・・・ま、いっか!

でじたけ流 教育論

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