20080106
でじたけ流 教育論

第388回

三つ子の魂


比較的長い正月休みも
持ち帰った仕事をしていたり、
家の用事をしていると
瞬く間に過ぎていく。

とくに今年の正月は
カミさんが3日から介護のパートに入っているので
子供たちのメシの支度などしていると
朝食の片付けが終わると、すぐ昼食
・・・といった具合。

また、こうして
一年が過ぎていってしまうのか・・・。

さて・・・
小学校や中学校では、
あいかわらず書き初めの宿題があるようだ。

中学生は「理想の実現」。
小学生は「希望の春」。
いずれも昔書いた覚えのある文句。

ところが・・・
書き初めをやっている様子を見ると
・・・てんでなってない。

筆の持ち方はいい加減だし、
書き方も適当。

指摘すると「習ってない」と言う。

一応、書き初めはやることになっているが
肝心の習字はまともに練習していないらしい。
・・・本当なのか?

中2の息子に言わせれば
「適当に書くだけ書けばいい」
・・・と言われたらしい。

それって・・・書く意味あるの?

確かに習字の先生でもない限り、
まともな習字の書き方は教えられないだろう。

でも、そういう体制にないのだったら
適当にやることを教えるより、
やらない方がまだマシじゃないのかなぁ・・・。

小学生の頃、
ちょろっと近所で習字を習ったことのある私は
子供たちを押しのけて「見本」を示してみる。

しかし・・・
習字を習っていた小学生時代と同じで、
1〜2枚書くと、もう飽きてしまい、
いいかげんな言葉を書いたり、絵を描いたり・・・。

結局・・・
子供の頃にマスターしてしまったものは
大人になっても、そうそう変わるものではない。

やるならちゃんとやっておかないと、
適当にやることだけ覚えたんじゃあ
・・・後々始末に悪い。



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