20071028
でじたけ流 教育論

第376回

朝の一杯


確かテレビで誰かが
言っていたんだと思うんだけど・・・

朝、起き抜けに水を一杯飲むと、
ドロドロしていた血が緩和されるので
健康のために習慣づけるといい
・・・と。

それを聞いて早速実践してみることにした。

習慣になってみると・・・
まるで朝起きたら顔を洗わないと
スッキリしないのと同じように、
水を一杯飲まないと
スッキリしないような気持ちになってきた。

そこで・・・
これは家族全員にも実践させようと
寝る前に枕元に
「おいしい水」をポットに汲んでおく係を
小5の長女に頼んだ。

最初はポットのフタになっているコップで
全員が飲んでいたが・・・
誰かが風邪でもひいていると
全員にうつってしまうので、
コップも人数分運ぶようにした。

ところが、こうした習慣づくりというのは
・・・なかなか一朝一夕にはいかない。

まず、長女が水を運ぶのを忘れる。
そして、用意できていても飲まない。

寝る前は「早く寝ろ」と急がされるし、
起き抜けは「早く着替えろ」とさかさせるので、
どうしても見落としがちになってしまうのはわかる。

・・・が、それでもできるようになって、
ようやく「習慣」と言えるのだろう。

長女が水を運ぶのを忘れていれば、
まだ起きていれば取りに行かせるし、
夜中に私が帰って気づけば必ず準備する。

朝は「着替えろ」と言う前に「水!」と叫ぶ。

水を飲むコップも見過ごさないように・・・
廊下の通り道においてみたり、
各自の机の上に置いてみたり・・・。

習慣づくりは、
まず自分にその習慣がなければできないし
・・・しつこくなければできない。

自らの必要性を感じなければできない
・・・と書きたいところだが、実はそうではなく
習慣とは考えずにできることだと思う。

考えずにできるようになると、
それをやらないと
何だか気持ちが落ちつかなくなる。

とかく考えたことというのは
自分に都合のいいよう、楽なように考えがちだ。

酒、タバコの害をいくら考えたって・・・
考えてるだけじゃ、やめられないし、ね。



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