20070924
でじたけ流 教育論

第373回

ロリコンを斬る


このところ
中2の長男と小5の長女の
肉体的な成長が著しい。

長男はニキビ面。
長女も体つきだけは女らしくなってきた。

一番伸びる時だと思うし、
伸びてもらわなきゃ困るんだけど、
靴のサイズが親と同じになるというのは
赤ん坊の頃の印象も強い親としては
何とも奇妙な感じだ。

関係会社に新しい従業員が入った。
19歳だと聞いて驚いた。
もはやうちの子供たちの方に近い。

少し前なら
若い女性が入ったと聞くだけで
意味もなくウキウキもしたものだが、
自分の子供に近い年齢と考えてしまうと、
そのウキウキ感は、もはやない。

女性を見る目ではなく、
娘を見る目になってしまうんだ。
・・・何となく、ね。

いわゆるロリコンのオジさんたちの中にも
娘がいる人もあるだろうけど・・・
そういう感覚にはならないのかな?

おそらくは・・・
例えば、高校生の女の子を見て
ニヤニヤしている時は、
自分も高校生の男子
・・・に戻ったつもりでいるんじゃないだろうか。

もちろん誰が見たって
若い女の子は可愛らしく感じるだろうけど、
必要以上に愛でるのは
今の自分を忘れている証拠のようにも思える。

むしろ・・・
今の自分を忘れたい人が
ロリコンになってしまうのかも、ね。

何の責任も、
家族も住宅ローンもなかったあの頃・・・
そこに戻りたい気持ちの入口に
女の子がいるだけなんじゃなかろうか。

むろん・・・娘がいることも忘れたいんだろう。

だけどそれは、
どう考えても逃避。

昔はよかったと思う気持ちはわかるけど、
昔に固執するのは
・・・今頑張れていない証拠じゃないのか?

おそらく誰でも
頑張っていた時の自分が一番好きなはずだ。
スポーツでも仕事でも、ね。

今の自分が嫌いになることがあるとすれば、
それは今頑張っていないから・・・だな。

女性の感性は普通以上にわからない私だが、
たとえ金があって
左うちわでのうのうと暮らしている男より、
何かに向かって必死になっている男の方が
・・・はるかに魅力的だと思うけど、ね。



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