20070701
でじたけ流 教育論

第361回

優しさの成熟度


今回は最初から
すごく親バカ的なことを書くようだけど・・・

小5になった娘は、
とても優しい性格だと思う。

口やかましい中2の長男と、
言うことをきかない小2の次男の間にはさまれて、
最後は自分が折れるしかない立場にいるせいか。

最も・・・
時折、次男をひっぱたいては
怒られてしまうこともあるけれど、ね。

お菓子があれば、
自分より先に人に配る。
数が足りない時には
自分は我慢して人にあげる。

男と女の違いで、よく思うことなんだけど・・・

男は鍛えないと男にはなれないが、
女は生まれながらにして女である。

その女であることの証は、きっと
・・・つきつめれば母性なんだろう。

小さな女の子にも母性があるから、
自分が喜ぶことより、
相手を喜ばせることに喜びを感じている
・・・ようにも見える。

それは間違いなく、
相手にとっても自分にとっても
いいことだろう。

しかし・・・

男に優しさについては
同じとは言い切れない部分もある。

それは、優しくない男の言い訳にも
聞こえることもあるが・・・

他人に優しい者は
実は自分に対して一番優しい。

・・・という一面があるからだ。

つまり・・・
自分がしてほしいことを、まずやって、
相手が同じことをしてくれないと怒る。

これは何も・・・
男とか女とかといった問題ではなく、
優しさの成熟度の問題なのかもしれない。

見返りを求めてしまう優しさは
・・・幼い優しさである。

対して厳しさは、わりとハッキリしてる。

相手に厳しい者は
自分にも厳しくないと、まったく説得力がない。

優しさは、どんな相手でも、
たいていは受け入れてもらえるが・・・
厳しさは、そうはいかない。

優しくない私が
真っ先に肝に銘じておかなければならないことだ。

娘の優しさも・・・
ついつい自分への優しさとなり、
肝心な自分がやらなければならないことを後回しにして
人のことばかり面倒をみようとしては
・・・よく怒られたりはしてるけど、ね。


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