20061217
でじたけ流 教育論

第333回

ガキ大将の娘


とにかく私は「女性が苦手」である。

落語の「まんじゅう怖い」ではなく
・・・本気で苦手。

かといって男好きというわけでは、
もちろんないが・・・
ひと言でいうなら
・・・相手にするのが面倒なのだ。

だから・・・
女性が付くような飲み屋に行くのも苦手。
金払って気を遣うなんてバカみたい
・・・だと思ってしまう。

どうせバカなことをするなら
男同士でバカ話でもしている方が、
はるかに気が楽。

そんな楽なことばかり続けてきいてたので、
いよいよ苦手なものとは縁遠くなってしまった。

それでも、どうにか結婚はしたものの、
娘が生まれた時には、
いったいどう扱っていいものやら眉をひそめた。

男同士なら、上下関係というものは
わりとハッキリしていて、
親子を含め、先輩後輩の仲であれば、
いざとなれば躊躇なく怒鳴ることもできるし、
怒鳴られた時のリアクションも経験でわかる。

ところが・・・
女の人の感性は、まったく違うところにある。

うちでは私を含め、中1の長男も小4次男も、
わりと男の方がよく喋る。

カミさんはご多分に漏れず愚痴話も多いが、
そう考えると、一番喋らないのは、
ひょっとすると小4の長女・・・かもな。

むろん、兄弟げんかはよくやっているし、
決して暗い性格ではないと思うのだが・・・
とくに1対1になった時には喋らないことも間々ある。

まわりにお喋りが多すぎて喋る隙がない
・・・ことが大きな理由と言えなくもないが
長女の場合には、
わりと相手に合わせて何かすることが多いので、
自分から喋ることが少ないのは
そんな性格的な要因があるかもしれない。

誘いを断り切れずに
自分がやろうとしていたことが後回しになって、
やるべきことをせずに叱られることも、しばしば。

あまり自己主張が激しいのも
関心できることではないが・・・
このまま大人になると、
最初にプロポースされた相手と
さっさと結婚してしまうことになるだろう
・・・なんて話もカミさんとよくする。

まぁ、このまま大人になる
・・・ということがないのが、
子育ての難しいところだとは思うが、
しょせん三つ子の魂ということもあるし。

私は別段、娘がはやく結婚しても、
それはそれで構わないと思っているし、
はやく「悪ガキじじい」になるのも悪くない
・・・いや、なりたいとさえ思っている。

しかし、女の場合には
男の場合にも増して・・・
結婚相手によって人生が左右されてしまうことは
・・・多いだろうからなぁ。

今からそんな心配をするのも意味はないけど、
気がつけば、もうそんな年
・・・になってるんだろうな・・・きっと。


でじたけ流 教育論