20061112
でじたけ流 教育論

第328回

たまり場の主


かつては休みの日ともなると、
「どこかへ連れて行って」と
子供のうち、誰かしらから
袖を引っ張られたものだが・・・

最近では休みの日は
通常、長男は部活で、
あとの長女と次男の2人も、
特別に出かける用事がないと知るやいなや
友達と遊びに出るようになった。

話には聞いていたが・・・
子供の成長は
確かに季節が巡る如く早い。

もうすでに、
親と一緒にどこかへ行くより
気の合う友達と一緒にいる方が、
はるかに楽しいんだろう。
それは・・・私にも覚えがある。

子供に限らず、
一度、経験してしまったことは、
もう二度と知らなかったことにはできない。

例えばパソコンを操作していても、
ひと度速いマシンに慣れてしまうと、
もう遅いマシンは使う気になれない。

うまい刺身を食えば、
ヘナった刺身など食う気も起こらない。

楽しいことを知れば、
もっと楽しいことをしたくなるのも当然だな。

休みの日に雨でも降ると、
学校に近い我が家がたまり場になる。

3人兄弟、それぞれの友達が来て、
大きいのも小さいのも
ゴチャまぜになって遊ぶのは、いいことだと思う。

気の合う、
同じレベルの仲間とだけで遊んでいると、
気が付かなくことがたくさんある。

実にやかましくて、
私など休みの日であっても、
しばしば事務所に逃げていくのだが・・・
それはそれで歓迎したいと考えている。

ただし・・・
せっかく大勢で集まっているというのに、
おのおのが別のゲームをしている時には
・・・怒る。

それじゃあ、人が集まる意味がない。

横のつながりだけでもダメだし、
同性だけの集まりでも本当は不十分。

まして、一人だけでばかり遊んでいては
・・・世の中に出ていった時に困るぞ。

いろんな人と楽しくやるのも
遊びから学び取る大切な訓練だと思う、ね。


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