20001231
でじたけ流 教育論第30回 年はどんな「化」した?

今年、春から「何となく」はじめたこのページも今回で、ちょうど30回。
先週、発表させてもらったように・・・2001年春には一応、出版物となって出回る運びとなった。

30回目の今日は、ちょうど大晦日なので・・・
我が家の2000年をちょっとふり返るところから話をはじめよう。

何と言っても今年は・・・
長男の小学校入学と長女の幼稚園入園が、我が家の生活サイクルをガラリと変えた。

まぁ、長男は昨年も幼稚園に行っていたから・・・ガラリと、というのは少し大げさだけど・・・
学校や幼稚園に通う子供がいると、家族そろって外出できるのは、月2回の土曜と日曜だけになる。

これまでは、土日の混雑を避けていた行楽地へも・・・もう並ぶ覚悟で出かけるしかなくなった。

最も、その下には、まだオムツがとれない次男がいるから・・・
そんなに遠出もできないんだけどね。

自分で商売をやっていると、忙しい時には人一倍忙しいけれど・・・ヒマな時は平日でもヒマ。
このご時世でヒマがあったら困るんだけど。

うちのオヤジも自分で商売をしていたから・・・盆正月でも平気で働く。
そんな家で育ってきたから「休みだから、どこかへ出かける」という感覚が私には乏しい。

サラリーマン家庭に育ったカミさんと結婚して・・・
年何回かあったという家族旅行の話を聞いた時には、多少のカルチャーショックを感じたモンだ。

その話をオヤジに話すと・・・「普通の家はそうだよ」だって。
オヤジも公務員の家に育ったからなぁ・・・。
しかし、じゃあ私が育った環境は・・・いったい??

長男が小学生になったんで・・・学習机を買ったんだけど・・・結構、高かった。
大学まで使ってくれれば元はとれるかも知れないけれど。

思えば私は自分用の学習机なんか、買ってもらったコトなかったなぁ。
使っていたのは事務所のお古のスチールの机・・・灰色のね。

でも、それが当たり前で育ってきちゃったし、オヤジの事務所もしょっちゅう出入りしていたから・・・
スチールの机が嫌だとも思わなかったし・・・
むしろ「机の上には電話があった方が、カッコいい」なんて考えてた。

仕事仲間と、よく話すんだけど・・・
そういう環境で育ってきた私は、おそらくサラリーマン家庭で育ってきた彼らより
長時間、スチール家具に囲まれた事務所にいても疲れないんじゃないかと思う。
いわば原体験・・・故郷みたいなモンだからね。

でじ一家そういうワケで、根っからの「仕事人間」として今年も生きてしまった気はするんだけれど・・・
オヤジの頃と決定的に違うのは、業務にカミさんを巻き込んでいないってコトかな。
無論、巻き込もうったって3人のきかん坊がヘバリ付いていたら、できないけどね。

さすがに自宅に仕事を持ち帰らない・・・っていうワケにはいかないし
子供たちを連れて、よく事務所にも行くけど・・・手伝わせたりはしない。

それが役割分担だと、私は思ってる。

役割分担があいまいだと・・・責任もあいまいになっちゃうし。
と、いって子供はカミさんの責任とは、ちっとも思ってない。
ただし、腹が減った時にメシがないのはカミさんの責任だ。

アメリカの家庭みたいに夫婦平等に働くのも、ある意味で理想型かも知れないけれど・・・
うちは無理だな。私が仕事に口うるさいし・・・女性と仕事するのも苦手。
どっちかっていうと体育会系のノリで怒鳴り飛ばす方が得意だから。

何だかんた言って・・・うちでも、よく怒鳴るけどね。

長男に学習机を買ってやった時・・・
私は密かに「自分の代になって、うちの家系も少し進化したな」と、ほくそ笑んだりした。

そんなこんなで、この1年もバタバタやってきたワケだけど・・・
秋には長女の七五三もやって、家族で写真も撮った。

来年の秋には、ちょうど結婚10年になる。
付き合ってた期間より、結婚生活の方が・・・ボチボチ長くなるってワケだ。

しかし、どうして結婚記念日にはダンナがカミさんに贈り物をするコトになってるんだろう?
来春出した本が売れて、印税がたんまり入ったら・・・考えてもいいか、な。

でじたけ流 教育論

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