20060625
でじたけ流 教育論第308回

暁のカップヌードル


長男が中学生になって
生活サイクルが、やや変わってきた。

これまでは・・・
3人まとめて9時就寝だったが、
さすがに小学1年の次男と中学1年を
同じ生活習慣に当てはめるのは無理。

長男、次男の「男組」と
小学4年の長女の「女組」で
分かれて入っていた風呂も・・・
早く寝なければならない「小学生組」と
少し遅くてもいい「中学生組」に
分け直して入ることが多くなった。

そんな中・・・珍しく長男が
「小学生組」よりも早く
床につく、と言う。

その理由は・・・
朝4時からのワールドカップを見たいから。

そもそも我が家では
サッカーや野球を観戦する習慣はない。
父親があまり興味をもってないから、ね。
自慢じゃないけど、私はいまだに
セ・リーグとパ・リーグの区別すらつかない。

長男も最初は「録画でいいや」と
思っていたらしいが・・・
生で見た友達が盛り上がっているのを聞いて
「これは、ぜひとも生で見るべき」と
思ったらしい。

ジーコ・ジャパンの最終戦・・・。

その日、私としては
起きられたら見よう、程度だった。

前の晩は、わりと早く寝られたものの、
例によって丑三つ時に目を覚まし、
ちょっと作業をしてしまって・・・
再び床につき、
うつらうつらしていたところに
長男のかけた目覚ましの音が響いた。

・・・で、長男と2人
テレビの前に座ることになった。

シーフードヌードルにお湯を注ぐ。
独り暮らしの頃から
シーフードヌードルには
生卵を入れて、その上からお湯を注ぐ。
・・・これが、うまい。

そういえば、この間・・・
カップヌードルを緑茶で作るとうまい
・・・という話をテレビで見て、
早速やってみたら・・・そこそこ、だった。

ひと度、試合が始まると
普段はほとんど興味をもっていないのに
白熱する。

一方、長男は・・・
腹がいっぱいになったせいか
・・・眠そうだ。

試合終了・・・。

奇跡はやっぱり起きなかったが、
日本全国に、さまざまな
いい思い出を作ってくれたと思う。

そして私たち自身も・・・
仕事のうえでは客先に、
親としては子供たちに、
・・・いい思い出を
提供する側であることを
・・・忘れちゃいけない。

生卵入りシーフードヌードル
・・・感動したろ?


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