20060312
でじたけ流 教育論第294回

足を伸ばせばそこにあるもの


暖かくなってくると
広いところへ飛び出したくなる。

こういう気持ちがあるうちは
肉体的にも精神的にも健康だし、
何より自然に対して素直だと言えるね。

そういう素直さがないと
自然の恩恵を受けることも
・・・できないんだろう、ね。

大人のように
なまじ余計な知識や理屈がない子供たちは、
そういった自然からの恩恵の受け方を
実によく知っている。

だから・・・
何でもかんでも
子供が大人に従うんじゃなくて、
時には
大人が子供に従ってみると、
そういうことが実感としてわかる。

たいていは・・・
考えただけで、わかったつもりになってしまい
結局何もせずに
天気のいい休日を
家でごろごろしながら
無駄に過ごしてしまったりするけれど。

汗をかいた時の気持ちがどんな風か、とか
潮風や花の香り、とか・・・。

材料や調理方法を
どんなに説明されても
食べてみないと料理の味はわからないように、
外で出て体感しないと
わからないことはたくさんある。

どうせ疲れるだけだから
できるだけオモテへ出ない
・・・というのは、
どうせ後で腹が減るんだから
食べない、というのと同じ。

もっと極端に言えば・・・
どうせ死ぬんだから
生きていても意味はない
・・・ってことになっちゃう。

その意味は、さ。
行ってみればわかるんだよ。

どうせ死ぬんだから・・・
生きているうちに
ひとつでも多くの体験をした方が
・・・得じゃないか?


でじたけ流 教育論