20051218
でじたけ流 教育論第282回

大人はゴールではない


子供によく
「大きくなったら何になりたい?」と
尋ねる場面がある。

“見た目上”大人になった親たちが
同じ質問を受けたら
いったい何と答えることができるだろう?

すでに大きくはなってしまっているから
質問の内容は・・・

なりたい大人になれた?

あるいは・・・

これから何をめざして生きていく?

・・・といった感じにアレンジされて
子供のように
将来性や可能性という言葉では逃げられない分、
かなりハードな質問になる。

しかし、こんなハードな質問にも
つねに答えられるようにしたいと思う。

そうでなければ子供にとって
それなりの大人にになることが
人生のゴールになってしまいかねない。

本当は・・・
大人になつてからの人生の方が
ずっと長いんだ。

その長い人生を戦い抜くためには
大人もつねに何かを目指して
頑張っているんだ、というところを
語り、また見せていかなければならない。

子供と接することは
大人にとっても
成長の秘訣だと思う。

子供を子供あつかいして
人間として向き合えないのは
・・・まだまだ自分が子供だからだ。

まず大人になるべく子供と接するべし。


でじたけ流 教育論

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