20051002
でじたけ流 教育論第271回

271 眠れる森の父


このところ
子供たちの寝顔しか見ていない。

正確に言うと・・・
くずぐったりして起こした
寝ぼけ顔も見てはいるけど。

子供たちにしてみれば逆に
父親がグッタリと眠っているところしか
見ていない、ということになる。

漫画家の石ノ森章太郎について、
後にその子供達が話していた中に
「父親が寝ているところを見たことがない」
と、いうのがあったけど・・・
うちは、まるでその反対だな。

私は寝るのが大好きだ。

起きてみる夢もいいけど、
寝てみる夢もまた格別。

せっかく寝たのに
みた夢を覚えていないと
何だか損した気分になる。

わりと調子がいい時には・・・
おきてみる夢と
寝ていてみる夢が一致する。

つまり・・・
何かに取り憑かれたような状態。

趣味でも、仕事でも
そういうことが、しばしばある。

寝ても覚めてもとは、
まさにこのことで・・・
それを越えるには
やっぱり現実を夢に近づけるしかない。

生まれつきの才能というものは、
あまり信じられないけど・・・
もしも、才能というものがあるとしたら、
それは「忘れないこと」なんじゃないかな?

・・・と、
格好のいいことばかり言っているわりに
私は子供たちの誕生日をよく忘れる。

そのかわり・・・
仕事に集中している姿をみせることは
忘れていないつもりだ。

そして今日も・・・
集中力を持続させるために
まず、よく眠るのだ。


でじたけ流 教育論

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