20050904
でじたけ流 教育論第267回

267 考える幸せ。考えない幸せ。


やっと、小学校と幼稚園がはじまった。

夏休みに
みんなで遊ぶのは楽しいんだけど・・・
朝から枕元で
ケンカするのは勘弁してほしい。

平日だって
基本的には同じなんだけれど、
時間がないからケンカも短い。
休みだと延々やってるからね。

最も・・・
そのうち兄妹ゲンカもしなくなって、
いったい家にいるんだかどうだか
わからないような時が来るんだろう、ね。

そういう時になったら
耳元でワーワーやってたのが
すごく懐かしくなるに違いない。

もっと先になって、
自分が死の床についた時にも、きっと
目をつぶると
みんなで大騒ぎしていた時のことばかり
思い出すんだろうと思う。

何でもそうなんだけど・・・
こうして、ずっと先、
いや何年か先のことに想像をめぐらせてみると
今がすごく大切に思えてくる。

今という時は
今しかできないことだらけ
・・・だから、ね。

ただ、こういう感覚は
ひょっとすると男の感覚なのかもしれないな。
とくに子供とのことについては。

いつもべったり一緒にいる母親は
つるに追われているから
なかなか、こうした客観的な考えは
持ちづらいだろう。

失ってから気づくのでは
遅いものも多いけれど・・・
どっちが幸せなのかは、はたしてわからない。

考える暇がない、ということは
余計なことを考えずに済む
・・・ということでもあるから、ね。

考えなければわからない、で
せっかくの今という時を
考えているだけで過ごしてしまっては
・・・もったいないもんな。


でじたけ流 教育論

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