20001126

でじたけ流 教育論第25回 わぬが


ウォルト・ディズニーの生き方が好きな私は・・・
彼の思想。そして最新の良質なエンターテイメントに触れ、その秘密を探るために・・・
毎年、東京ディズニー・ランドで「無邪気に」遊びまくるワケだが・・・

「とにかく人混みはイヤだ」という知人は、開園直後に一度、ディズニーランドへ行ったきり。

そんな彼の元に来年、初めての子供が誕生するコトになった。

彼いわく・・・「これで、ついに俺もディズニーランドへ行かなければならなくなるのか」
しかし、続けて歯切れ悪そうに・・・
「どうせ生まれた直後は行っても何もわからないだろうから、まだ2年くらいは大丈夫だろう」と言う。

だが、私は思う。
「確かに生後2年くらいしないと本人は何もわからないけれど・・・まぁ1年で行くことになるだろう」と。

長女作理由はいくつかある。

彼のところは両親と同居しているが・・・
年老いた両親が孫を連れて、どこかに遊びに行くという思い出をつくれるのは、とにかく元気なうちだけだ。

それに、ディズニーランドに限らず、お宮参りだって七五三だって・・・
決して子供本人が、その意味を知って動くワケではなく・・・
親が「子供に親らしいコトをしてやれた」と実感するために行っているという意味合いが大きいと思うからだ。

子供本人のためにやるコトでなければ意味がないか・・・と言えば、そうではないだろう。
また、その子が将来、親になった時に・・・
せめて自分がしてもらったコトを自分の子供にもしてやろうと思って頑張るのはいいコトだと思うし・・・
そんな繰り返しあってはじめて、親も「親らしく」成長していけるのだと思う。

子供は放ってておいても子供だけど・・・親は放っておいたらいつまでも親らしく強くはなれない。

そういうワケで、うちでも先日、1年ぶりに家族連れで東京ディズニーランドに行って来た。

例年は暑くも寒くもない10月頃行っていたんだけど・・・
今年は子供たちが立て続けにミズボウソウにかかってしまったため、ちょっと遅れて11月に入ってから行った。

おかげで、いつもは見るコトができなかったクリスマスのアトラクションが見られたけど・・・
やっぱり、夜はちょっと寒かったな。

小学校に通う7歳の長男、幼稚園に通う3歳の長女・・・そして1歳になったばかりの次男がいると
全員がベスト・コンディションで遊びに行けるというのが、わりと難しい。
誰かが風邪をひいていたりしてね。

さすがに上の2人は、ディズニーランドの楽しさをよく知っている。
だから、ひと度「ディズニーランドに行くぞ」なんて言ったら前日から狂喜乱舞・・・!

でも、たとえ1人でも熱を出していたら行けなくなるので・・・
万が一、ガッカリさせるようなコトにならないよう、子供が小さいうちは極力、事前発表しないコトにした。

別に行くために特別な支度が必要なワケでもないし・・・
むしろ、思いもかけず行くコトになったという方が、喜びも大きいかも知れない。

大事なコトは・・・云わぬが花。

たとえ子供相手の計画ではなくても・・・
言うタイミングを誤ると計画自体がオジャンになったり・・・
そういう考えがあるコトを表明しただけで自分が安心してしまい、行動がついていかないコトもある。

こと、ディズニーランドに関しては・・・
私やカミさんの方が行きたくて仕方ないモンだから・・・
子供たちに黙っているのは、なかなか難しいけど、ね。


でじたけ流 教育論

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